原発はホントに安上がりか？
福島原発の事故後はみんな手の平を返したけどね。
大きな政党の後押しと、ほぼ密室的に作り上げられ誰も代替案や意
見を言うことが出来ないエネルギー政策の決定方式、これさえあれ
ば原発の推進などいともカンタンなことだったんだよね。
事故さえなければ、今もそのシステムは微動だにせず続いていたに
違いないんだよ。それがどういうシステムかというなら
お上のやることに文句を言うな！
システムだね。
民主主義などというものは、そのより深いところをえぐっていけば
一部の権力者が、国民、民衆の幸福のためになどというあま～いウ
ソを大真面目につきながら、ジブンたちの思うようにコントロール
していくだけのものでしかない。
公正な選挙があるといっても実際はどうだろう？ リアルな怒りに
つながらない政治の茶番をダラダラと意図的に流すことで有権者の
関心を下げ、固定の支持団体などからの票で大方決まってしまうよ
うな選挙がホントにボクらの意思を反映してると言えるだろうか？
でもね、ここでもっとも大事なのはそんな権力にそこそこ甘い汁を
飲まされて
飼いならされ意志を捨てた民衆
であるボクらこそがモンダイなんじゃないかな。
安上がりでも安全でもない原発をホントになくしたいのなら、ボク
らにはやるべきことがいくらでもあるんだ。それをイヤだと言うの
なら
文句を言う資格はない
と言うしかないんだよ。
その気もないのに要求だけが通るなんてことはない。タダのクレー
マーが通用するのはごく小さなスケールの中だけのことで、相手が
国家などの大きな権力になれば通用しないし、クレーマーも相手の
権力の大きさに萎縮してな～んにも言わなくなっちゃうもんね。
モンダイはハッキリしてる。
あとはジブンがどう行動出来るかだけのことなんだよ。
