第938の解体ー苦しみ その5 | 世界解体

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知らないことは ボクらの道を狭くする
情報の海と訣別し 本当に必要な知識を今 ものにするんだ
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原因はボクらが不完全だからじゃない。

苦しみ

当たり前の自然なことなんだよ。

ボクらのもっとも悪いクセは、何でもアタマで考えて決着をつけよ
うとするところなんだ。思考によって乗り越えられるものなんてホ
ントはそんなに多くないのに、ボクらはそのことにあまり気付いて
ないよね。

苦しみから何らかの方法で脱しよう、逃れようとするのはボクらニ
ンゲンの本質のようなものかもしれないけど、どんな方法をとるに
しても

結局はその場しのぎ

なんだよ。

執着を離れ超人を目指すにしても、神の御心として受け身的に受け
入れるのも、サクセスのための試練として打ち勝とうとするのも何
か違うんだよ。苦しみをはらんだボクらの一生というモノを正面か
ら見れていないんだろうね。

もっとシンプルにしてみたら良いんじゃないかな?
苦しみを生じないようにするのも、それから逃げ続けるのも不可能。
生じた苦しみをアタマを主に使って乗り越えることもイビツだし、
特別な修練によって超人的な人格を手に入れることもかなり困難な
こと。

ここで重大な決意をしようか。
それは

苦しみを自然に苦しむ

という姿勢だ。苦しみを生じさせないために愛し過ぎないなんてお
かしいんだよ。第三者的な神の思し召しとして苦しみを昇華させる
のもきわめて不自然。いくら医療が進んでも、いくら様々な技術が
生まれてもボクらが生きていく限りその時その時の苦しみがそこに
はあるはず。いつまでもそれらをボクらは真正面から見ようとも、
体験しようともせずにいたんでは永久に脱獄囚のような生き方をし
なければならないんだなんだよ。

そうあるものをそうあるように見る

ということは、実はとてもムズカシイんだけど、超人的な感性や思
考を手に入れるよりはずっと簡単。アタマを主に使うことで乗り越
えようとするニンゲン的なやり方では常に置き去りになってしまう
こう「行動する」という一番重要な部分が開発されていくんだよね。

苦しいことを苦しいまま味わい尽くす

これがとてもオモシロい人生を導くんだよ。


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