喫煙者の方はタバコをすっていて家族や恋人に臭いと言われたことはないでしょうか。タバコを吸う人には独特のヤニ臭さがどうしても付きまとってしまいます。
「臭うよ」と注意してもらえるのならまだよいですが、自分の居ない所で「あの人口臭いよね」なんて言われていたらショックですよね。
禁煙するのが1番いいのは分かっているけれど、そう簡単にはやめられない。でも口臭は気になるという方へ、元歯科衛生士の筆者が実際に患者さんへすすめていた対処法を紹介します。
なお、この記事ではnanapiユーザーの体験を元にしたHowtoを紹介しています。ここに示したものは一例としてお考えください。また、実践する際は自己責任で行なってください。
■ ポイントは水分補給と舌磨き
タバコの口臭の原因はタールとニコチンといわれています。タールは口の中の粘膜や舌に付着して独特のタバコ臭さを残します。ニコチンは口の中の血液の循環を悪くしてしまい、唾液の分泌量を抑えてしまいます。
◎ 歯磨きだけでなく舌も磨きましょう
舌をベーっと出した時に白いものが付いていないでしょうか。タバコに含まれるタールは、歯の表面に残った歯垢だけでなく舌の表面に付く白い汚れにも付着し口臭を引き起こします。
歯磨きはもちろんですが、舌のお掃除もしっかりしましょう。舌磨き用のブラシは歯磨きコーナーに普通に売られていますし、柔らかめの歯ブラシで擦ってもよいです。
ガーゼを濡らして指に巻き優しく撫でる方法も有効です。強く擦りすぎると舌の表面を傷付けてしまいます。ゴシゴシ擦り過ぎずあくまでも優しく撫でるようにケアしてください。
◎ 水分補給をまめにする
ニコチンにより唾液の分泌量が減ると口の中が乾燥します。口の中の乾燥は口臭を悪化させる原因になりますので、こまめに水分補給をしましょう。タバコを吸った後はうがいをしたり、お茶を口の中を軽くすすぐような感じで飲むとよいでしょう。
ガムを噛むのも有効ですが、ガムの種類によってはタバコの匂いと混ざって逆効果になるので注意しましょう。また、水分補給にコーヒーはやめましょう。タバコとコーヒーのセットは、タバコを吸わない人にはかなり嫌われやすい臭いです。
■ おわりに
1番良い方法はやはり禁煙することですが、なかなかそう簡単にはいかないものですよね。ぜひ上記の方法を試してみていただきたいと思います。