まだまだ自宅で過ごす時間が多い今日この頃。気持ちよく過ごすために家の掃除を頑張ってみようか……と考えている方は多いのではないだろうか。
しかし、掃除が苦手・毎日 続けられるか不安という方も中にはいるだろう。今回は、おそうじサイト【こそうじ】を運営している「こそうじ」さんに掃除が楽になるコツ・おすすめアイテムを聞いた。
『こそうじ』とはその名の通り「小さい掃除」を意味する。1日1か所、小さな掃除をすることで、無理なく家の中をキレイにしようというコンセプトで名付けられている。
「そうじから始まるシンプルで丁寧な暮らし 」をテーマに、掃除や暮らしに役立つアイデアを発信し、InstagramなどのSNSでは、主婦層を中心に話題となっている。
特に注目されているのは、サイト上で公開されている『こそうじチェックリスト』。これは、週1回掃除する場所・月1回掃除する場所・季節によって掃除する場所の3パターンに分けられたチェックリストだ。
例えば、キッチンならシンク・排水溝・蛇口など細かな項目に分けられ、掃除したい箇所を選択すれば掃除の仕方が掲載されているページに飛ぶことができる。
このチェックリストは紙に印刷できるので、目につく所に貼っておけばどこを掃除したかすぐ分かるのも魅力。
このチェックリスト作成について「こそうじ」さんは、「私自身、掃除が大の苦手で最初は何から始めればいいか分からなかったので、自分のためにチェックリストを作ったのがきっかけ。
掃除のやり方をサイトやSNSに載せれば、家族で掃除を分担できて働く女性やママの負担が減るかもしれない、と考えて公開しました。実際にチェックリストを使ってくれる方が多くて、とてもうれしかったです」とコメントしていた。
もともと、掃除が苦手だったと明かす、「こそうじ」さん。最近は掃除を「運動・ダイエット」と思うようにして楽しく掃除をしているという。
実は掃除はかなりカロリーを消費するようで、1回のトイレ掃除 3分にかかる筋力負荷は、2リットルのペットボトル3本（約6kg）を持って100メートルを時速4kmで歩くのに相当するのだとか。「コロナ禍の運動不足解消になりますし、自宅もキレイになって一石二鳥。やる気アップにつながります」（「こそうじ」さん）。
そんな「こそうじ」さんは、5月に掃除しておくべき場所に「お風呂の天井」を挙げた。梅雨に向けてカビが生えやすくなる今の時期。特にお風呂の天井は掃除を忘れがちな箇所だ。
天井にカビが生えると、お風呂全体にカビが広がりやすくなるため今のうちに掃除しておくのが、おすすめ。「フロアワイパー」を使えば簡単に掃除できるとのことで、掃除の方法はWebサイトやInstagramで公開中だ。
そして、最近では様々な掃除グッズが売られているが、「こそうじ」さんイチおしのマストアイテムをたずねると、アルコールスプレーの「パストリーゼ」（ドーバー パストリーゼ 77／ドーバー洋酒貿易株式会社）という回答が。77度の高濃度アルコールスプレーのため、除菌だけでなく掃除にも最適なアイテム。
冷蔵庫の中やキッチン台、コンロ回りの油汚れも、パストリーゼでスプレーして拭くと落ちやすく、「こそうじ」さんも毎日使っているとのこと。先述したお風呂の天井掃除にも使え、防カビにもなるので気になる方は要チェック。ただし、アルコールのため、火元では使わないよう注意が必要だ。
最後に、「こそうじ」さんは、「私も掃除が苦手でしたが、キッチンの蛇口を拭くとか、ドアノブ を拭くとか、すぐにできそうなことから始めていました。そのうち、キレイになるのを見るのが楽しくなって、他の場所も気になってきて、だんだん掃除が嫌じゃなくなっていたんです。
掃除が苦手な方は多いと思いますが、『まずは1分やってみよう ！』という軽い気持ちで、1分でできる『こそうじ』から始めてみてもらえたらうれしいです」と、メッセージを寄せた。