「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

ちょっとした悩みもプロに聞くと「こんな解決法があったんだ!」とあっという間にスピード解決。

どういうケアをしていいのかわからない人、お手入れしていても一向に改善されない人に、今回はヘアスタイリストが指南する「髪を速く、そしてまとまりのあるスタイル」に仕上げるビューティハックを紹介します。

 

真似したい! 美容師の技術の真価が問われるブロー・テク

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

美容エディター長谷川のブロー悩み……

「多い・太い・硬い」の髪を乾かすのは本当に大変。そして、右側はいつもハネていて、後頭部はうねりもあり、正直いうとブローは苦手。

 

お風呂上がりのブローはしたり・しなかったり(していない方が多い)。後頭部を撮った画像を見て、まさかこんなにうねっているとは思わず、きちんとブローしようと決意!

 

ビューティのライフハックを

指南してくれるのは……

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

保科真紀さん

uka クリエイティブマネージャー・ウカデミーチーフの保科真紀さん。入社歴17年のベテラン組。現場にも立ちながら、新人スタイリストの教育も担当。細かな技術の指導を的確におこなう姉御的存在。

 

Q:髪をきれいに乾かす時に必要なポイントは? 早く乾かす方法も教えて!

A:髪の量、長さ・クセなどそれぞれに特徴はありますが、髪を乾かす基本のステップは変わりません。それは「きちんと乾かすこと」、これに尽きます

特にお風呂上がりは必ず髪を乾かしてください。髪の健康を考えたら、濡れたままで寝るのは髪にも頭皮にもおすすめできません。

 

お客様から「髪を早く、そしてきれいに乾かす方法は?」と聞かれることもありますが、今から教える方法はぜひ、実践してほしいですね。ヘアドライヤーの使用時間も短縮できますし、髪へのダメージも少なくすみます。

 

乾かす順番は、

①    前髪・頭頂部

②    後頭部

③    右サイド

④    左サイド

⑤    もみあげ

がおすすめ。ブローの手順とポイントをきちんと押さえれば、ブラシを使わなくてもきれいにまとまりますよ。美容師も実践しているブローテクニックを後ほど紹介します(保科さん)

 

Q:髪を濡らしたらすぐに乾かしたほうがいいですか?

A:これも多く聞かれる質問です。クセやハネは水分を含んだ状態でなければ修正できません。ですから、髪を濡らしたらすぐ乾かしましょう。その時、気をつけるのはタオルドライ。このステップを間違えると、クセの修正どころか髪に負担をかけてしまうことも。

 

髪を乾かす前のルーティンをここで見直しを!

ポイントは3つあります!

 

① タオルターバンなどで濡れた髪を長時間放置するのはやめましょう。短時間でも水分を吸収しすぎて、髪が乾いてしまっては元も子もありません。タオルターバンをしたまま「ながら作業」をしている人は要注意です。

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

② 2つめは、タオルで軽く髪を拭いたらクッションブラシでとかすこと。余分な水分を私たちは「水溜まり」と呼んでいますが、これを拭き取るだけで大幅な時間短縮になります。また、とかすことで毛流れが整うし、指通りも良くなるため、乾かしやすくなります。特にロングヘアの人におすすめです。

 

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

③ 3つめは、ヘアオイルなどのスタイリング剤を使用すること。最近ではヘアドライヤーの熱ダメージから守ってくれる優秀なアイテムも数多くあるので使用してください。

 

適量を手のひらでなじませた後、毛先→髪の真ん中付近まで軽くつけます。最後、手に残ったオイルを髪全体に。ただし、根元をふんわりと立ち上げたい人はオイルをつけすぎないこと。(保科さん)

 

Q:髪はどこから、どのように乾かしたらいいですか?

A:髪が乾いてしまうとクセがついてしまうため、ここからは時間勝負。乾かす順序は、乾きやすく・割れやすい前髪から!

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

①  手を左右にザクザクと小刻みに動かしながら風を当てます。特に、生え際から頭頂部の後ろに向かってドライヤーの風を髪の中へ送り込むように乾かすと、根元が立ち上がります。前髪がある人は、根元を指で押さえながら小刻みに動かして、しっかりと乾かしましょう。この段階で分け目のクセも付けておくといいですよ。(保科さん)

 

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

② 次は頭頂部を乾かします。後ろから前、右から左、左から右へと四方八方に寝かせて風を当てます。つむじのところもしっかり乾かすこと。つむじ部分がパックリと割れてしまう人は念入りに乾かすようにして。(保科さん)

   

Q:なぜかいつも右側だけハネるんです。同じようにブローをしているのにナゼ?

A:左の髪はハネないのに右だけハネる。それはつむじと毛流れと大きな関わりがあるからなのです。

 

皆さん、ご自分のつむじがどこにあるかご存知ですか? ほとんどの人のつむじは中央から少し左にあり、時計回りに渦巻いています。左側はこの毛流れに沿ってブローするのできれいな内巻きになるのですが、右側は逆らってブローするため、ハネが生じやすいのです。

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

③ この右サイドを攻略するには、右側の耳の後ろから襟あしを中心にヘアドライヤーの風を後頭部から前に向かってしっかり乾かすこと。風を味方にして前へ前へ髪を伸ばすと、ハネずにまとまります。(保科さん)

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供 

 

④ 次は左側から後頭部を同時に乾かします。ポイントは頭を下向きにして乾かすこと! 前を向きながら乾かすのは私たちでも至難の業です(笑)。下を向いた状態で風を頭上から当てて、髪を前へ持ってくるように乾かしてください。この段階で全体の80%くらいまで仕上がっています、あと少し!(保科さん)

 

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

⑤ 最後は上から下に髪をなでるように冷風を当てて整えます。ブラシを使うならこのタイミングで。ツヤも出ますし、髪がさらにまとまります。へアアイロンを使用する人もヘアドライヤーできちんと乾かしてから使用しましょう。(保科さん)

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ

「濡れた髪を素早くハネずに乾かしたい!」美容師が教えるドライヤーだけで髪がきれいにまとまるコツ© mi-mollet 提供

 

\美容エディター長谷川が試してみました!/

ブロー前後の違いは一目瞭然! 右ハネもうねりもなくなっていました。ブラシを使わなくても、ここまでまとまりのある髪になるなんて! 後頭部の髪を乾かす時は確かに下を向いたほうがやりやすいかも。「もっと早く知りたかった〜」と実感したライフハックでした。

 

美容師さんからすれば何てことないテクニックでも、私たちにとっては「なるほどね〜」とタメになる貴重なアドバイス。これは試してみる価値あり! ですよ。

 

ヘアアドバイス/保科真紀(uka)

撮影/後藤渉

取材・文/長谷川真弓

構成/國見香