ペットの血液検査ではどんなことが分かる? いつ受ける? 金額は? | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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体全体を巡っている血液の状態は健康のバロメーターです、それは人間だけでなくペットも同じこと。

健康診断などで血液検査を勧められることも多いと思いますが、改めて血液検査の重要性について獣医師に解説していただきました。

血液検査ではどんなことがわかる?検査の種類と内容は?
【血液の質を調べる血液一般検査】


血液には酸素を運搬する赤血球、体に入ってきた異物と戦う白血球、出血を止める血小板といった3種類の血球が含まれています。この血球成分を調べることを血液一般検査といい、基本的な血液検査というと多くはこれを指します。この検査からは貧血や炎症の有無を推測することができます。

【血液中に含まれる物質や酵素、ミネラル分を調べる血液生化学検査】
全身を巡っている液体である血液には、栄養成分やミネラル成分、内臓から分泌される各種酵素が溶け込んでいます。これらの成分を分析することで栄養状態や内臓の異常の有無を大まかに推測することができ、これを血液生化学検査といいます。

血液一般検査に追加して、さらに深く全身状態を調べる際に行うものです。

血液中に含まれるたんぱく質の量や血糖値、電解質のバランス、腎臓や肝臓といった内臓の状態の指標になる項目などを見る検査はこちらに該当します。特に腎臓や肝臓では、複数の項目を組み合わせて検査することが一般的です。

【その他の特殊な血液検査】
体内寄生虫(フィラリアなど)・細菌・ウィルス・原虫などの感染症にかかっていないか調べたり、甲状腺など体内で分泌される各種ホルモンの量を調べたりする際にも血液検査を行います。人間で行われるような腫瘍マーカーを調べる血液検査はペットでも少しずつ研究されるようにはなっていますが、まだあまり一般的ではありません。

検査はいつ受けるべき?
春はワクチンやフィラリア予防のシーズンで、動物病院に行く方も多いでしょう。多くの動物病院でフィラリア感染の有無を調べる血液検査と同時に血液一般検査を行うので、若いうちはこの1年に1回の機会を基本に据えるとよいでしょう。中年令(7歳頃)を越えたら、1年に1回から半年に1回などと間隔を小さくし、こまめなチェックを心がけましょう。

血液生化学検査については任意になりますが、内臓機能の老化が見られるようになる中年令以降では1年に最低1回はチェックするのがお勧めです。仮にその時に異常がなくとも、基礎データを持っておくと何か体調不良が起こった時に役に立ちます。

金額はどれくらい?
動物病院によって価格に多少幅があり、しっかり検査をするほど必要な金額が増えます。事前に問い合わせるのが確実ですが、血液一般検査は3,500円前後、血液生化学検査を追加して組み合わせ、しっかり全身状態を把握しようとすると、合計で10,000円前後が目安です。フィラリア感染を調べたりその他に特殊な血液検査を行ったりすると別途追加となります。

何をどこまで検査するかは、ペットの状態や飼い主の予算を含めた希望に応じて獣医師が提案してくれることが多いので、動物病院で実際に相談してみるとよいでしょう。

獣医師からのアドバイス
血液検査は、体調が悪くなってからだけでなく、特に体調に問題がない時からデータを定期的に積み重ねてその子自身の「正常値」を知っておくことが大切です。ワクチンやフィラリア予防で病院を受診する機会を上手に活用して、しっかりケアしていきましょう。