アラサー世代女性が“婦人科に行くべき”大事な7つのこと | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

妊娠前でも、結婚前でも!【婦人科に行っておく】を忘れずに

結婚が決まってからでは遅い! 転ばぬ先のチェック
ブライダルチェックは結婚後すぐに妊娠したい人だけがするものと思っていませんか?? それは大きな誤解です。今回は将来的に妊娠したい人も、そして、まだ結婚が決まっていない人も知っておくべき、“プレコンセプションケア=妊娠前ケア”について紹介します!

お話を伺ったのは|対馬ルリ子先生

産婦人科医・医学博士。対馬ルリ子 女性ライフクリニック銀座院長。周産期学、ウィミンズヘルスを専門とし、産婦人科に加え、内科や乳腺外科などと連携して行う総合女性医療を提唱。著書も多数!

20歳をすぎたら、まずは2年に1回は婦人科検診を!

日本では、結婚が決まってから初めて産婦人科に行くという人も多く、トラブルさえなければ妊娠するまで一度も行ったことがないという人も少なくないのが現実。「今、日本の産婦人科学会などでも話題になっているのが、プレコンセプションケア=妊娠前ケア。

 

皆さん、結婚が決まってから必要と思われるかもしれませんが、15歳からかかりつけの産婦人科医がいて健康相談&検診を行うフランスや、学校でピルの処方をするというイギリスをはじめ、先進国の間では10代からの婦人科的なケアが当たり前で、日本はとても後進国なんです。

 

今のカラダのことだけではなく、将来の人生を見据え、仕事のキャリアアップや、妊娠、出産、育児と仕事の両立などを考えたうえで、妊娠したいと思ったタイミングにスムーズにできるように準備をしておくことが大切です」と対馬ルリ子先生。

そのうえで、アラサー世代は今すぐプレコンセプションケアを始めるべき、とも。「20歳をすぎたら、まずは2年に1回は婦人科検診を。そのほか、貧血や甲状腺の病気、膠原(こうげん)病、性感染症などのチェックや、栄養状態を見直しておくことが大切です」。

 

対馬先生のクリニックでは、それらがまるっとできる「プレママドック」をラインナップ。今、同じようなことが健診センターでもできるようになりつつあるけど、近くにはない、メニューが充実していないというなら、下記を参考に婦人科や内科などをハシゴしてチェックしておくのも、オススメです。

《DATA》対馬ルリ子 女性ライフクリニック銀座「プレママドック」(¥91000)予約制
子宮頸がん検診をはじめ、性感染症のチェック、超音波などによる子宮や卵巣、乳腺のチェック、血液を調べての甲状腺機能やホルモン、心臓や腎臓の状態チェック、膠原病やリウマチの有無など妊娠や出産にかかわる全項目をチェック。

例えば、こんなことを調べておくと安心!

□感染症や女性ならではの病気はないか
子宮頸がんや乳がんのほか、月経血が子宮内に逆流して癒着し、ひどくなると様々な不調を起こし、卵管を詰まらせて体外受精が必要になる子宮内膜症や、子宮筋腫、卵巣嚢腫などの有無、ハート形や2つあるなどの子宮の奇形はあらかじめ確認しておく必要あり。またクラミジアやトキソプラズマは感染していると流産しやすかったり、肝炎などは赤ちゃんに感染するリスクも。

【対馬先生コメント】
結婚に関係なく、このチェックは毎年しましょうね。
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□妊娠が継続しにくい要素はないか
妊娠すると、とくに心臓や腎臓に大きな負担がかかるため、ここの機能に問題があると妊娠は難しくなることが多い。また、リウマチや膠原病などの自己免疫疾患があると流産を繰り返したり、20~30代の女性に多い甲状腺の病気、バセドウ病があると流産、早産のリスクが高くなり、母体の命の危険も。そのほか、血小板の数が少ないと出産時に輸血を考える必要がある、などが明らかに。

【対馬先生コメント】
治療できるものも多いんです。だから、まずは知ることが大事!
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□妊娠前に受けておくべき予防接種はないか
妊娠中(とくに妊娠初期)に風疹にかかると、胎児も感染し、耳や目、心臓などに障害を及ぼす可能性が。また、麻疹にかかると重症化しやすく、流産、早産、死産の頻度が上昇。今までかかったことも予防接種を受けたこともない人はもちろん、「子供の頃にかかった」「予防接種を受けた」と思っていても抗体が得られていないケースもあるのできちんと確認し、必要に応じて予防接種を。

【対馬先生コメント】
風疹などは妊娠中にかかると胎児にも影響が出ます!

【すぐ産みたい人】も【今はまだ産まない人】もみんなにとって大事な7つのこと

その1:まずは3週間。 自分の体を知る一歩を
「生理があると油断しがちですが、生理があっても排卵していない場合もあります。それをセルフでチェックできるのが基礎体温表。妊娠をまだ考えていなくても、たまの出血が排卵によるものだったり、イライラしがちなのが生理前に起こるPMSの症状かも、というのがわかるうえ、基礎体温表をつけて受診すれば、ドクターとのコミュニケーションもスムーズ。今はアプリと連動型のタイプもあり、簡単。自分の体調管理もできて面白いので、ぜひ!」

平均10秒で5分後の体温を予測できるので、忙しい朝でも大丈夫。スピーディに検温でき、そのままくわえ続ければ実測検温も可能。さらにBluetooth通信やNFC通信の機能を搭載しているのでデータをスマホに簡単に転送でき、アプリ「カラダのキモチ」や「WM(わたしムーヴ)」にも対応。グラフでの確認やデータ管理も楽々。

その2:気軽に相談できる場所を見つけましょう
予約なしで行ける 「ドロップイン」クリニックも
産婦人科というと予約をきちんととる必要があったり、待ち時間が長いイメージがあるけど、「もっと女性が妊娠や避妊をプランニング&コントロールできるようサポートしたくて新宿伊勢丹の中に開業しました」という対馬先生のところをはじめ、予約なしでも気軽に立ち寄れるクリニックもあり。貧血の原因として子宮筋腫や子宮内膜症が隠れていたということも多いので、気になったら迷わずGO!

《DATA》対馬ルリ子 女性ライフクリニック 新宿クリニック
リング選びのついでに立ち寄れる伊勢丹内クリニック。問診をメインとし、月経トラブルや、ピルや緊急避妊薬の処方のほか、貧血やダイエットの相談もOK。
住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 B2F 休み:月(月曜が祝日の場合は翌日)

その3:パートナーと産む時期を話し合うこと
海外では10代の頃からカップルで避妊方法を選んだり、性感染症のチェックをするのが当たり前。男性もひとりで赤ちゃんの面倒が見れるようにトレーニングするというけど日本ではまだまだ。「結婚や子供をつくることを決めたら、ブライダルチェックや健診に一緒に行ったり、女性の体について学ぶセミナーを一緒に受講するのがオススメ。また、いつ子供が欲しいのか、そのためには何を準備しておくかを話し合っておくといいですね」

その4:遅く産む予定ならそれなりの準備が必要
他の先進国ではきちんとライフプランを立てて、プレコンセプションケアをし続けるのが常識。学業や仕事で今はまだ、でもいずれは子供がほしいという場合は、ホルモンキープも視野に入れて定期的に婦人科を訪れ、ピルの処方を受けるそう。そして、自分でタイミングを決めて出産。さすが! と思うけど、これは私たちにもあてはまること。キャリアアップもしたいし、夫とのふたりだけの時間も大切にしたいなどの理由で妊娠をまだ先と考えているなら、前もって産婦人科で相談をするのがベター。

その5:正しい避妊を覚えましょう
“コンドームは避妊具ではない”というのを知っていますか? 「コンドームの目的は性感染予防がメイン。きちんと装着していても年間約15%も避妊に失敗するのが実情で、世界的には避妊といえば、ピルの内服か、皮膚に埋め込むインプラント、3ヵ月に1回注射するインジェクションが主流。確実性が高く、失敗率は1%以下なので、今すぐの妊娠を望まないなら、コンドームに頼らず、ピルなどの検討を!」

その6:自己流ダイエットは不妊のもと
「アラサー世代はダイエットなどの影響もあり、栄養状態が悪い人がとても多く、急激に体脂肪が減ることで、脳が飢餓状態と判断して排卵がストップしているケースも。疲れやすくなるうえ、骨や筋肉も弱りやすい状態に」と対馬先生は指摘。また、葉酸や鉄分、カルシウムなどは妊娠中だけではなく、妊娠の4ヵ月前からとっておく必要あり。つまり、栄養面もきちんと整えておくことがセルフでできる妊娠前ケアと心得て!

その7:妊娠はトライしてみないとわからない!
「妊娠を目指して1年で約80~85%、2年目で90%が妊娠。つまり2年目まで待っても5%しか妊娠率は上がらないから、1年間トライして妊娠しなかったら不妊治療に切り替えるほうが◎」もちろん、妊娠しやすいか、妊娠が継続できるカラダかは、ブライダルチェックでわかるけど、「実際に妊娠できるかどうかや、いつ妊娠するかは、やってみないとわからない」と対馬先生。だからこそ、いつ妊娠してもいいように準備をしておくのが正解!
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\パートナーと同じくらい自分の体も大切に/

妊娠、出産のみならず、避妊の心配やときには中絶も含め、今の日本ではすべて女性が背負い、自分だけのことと捉えがち。もちろん男性側の理解と協力が必要であり、まだまだ難しい面はあるかもしれないけど、ふたりが望むタイミングで子供を産めるようにすることは、あなただけではなく、産まれてくる子供、そして生涯のパートナーとなる彼のためにも、大切なこと。ぜひふたりで妊娠前ケアに取り組み、幸せな家庭をつくってほしい、そうwithは願っています。