近年は温暖化に伴う環境問題が取り沙汰され、これから地球がどうなるのか気にかけている人は多いのではないだろうか。人間を根本から支えているのは、お金でも物でもなく自然界である。
そこで、自然や環境の偉大さを再認識するためにも、「自然界の驚きの13の真実」を紹介したい。
1. 地球上の水量は一定
地球上にある水の量は常に一定だ。大気と陸、海の間で水蒸気が絶妙のバランスでリサイクルされ続けているからである。そのことを考えると、現在人類が飲んでいるのは、恐竜時代の水ということもあり得るのだ。
2. ペットボトル入りの水は4割が水道水
世界中で販売されているペットボトル入りの飲料水は、なんと4割が水道水なのだそうだ。ミネラルウォーターにこだわる人は、ちゃんとラベルの表示を見てから購入したほうが良さそうだ。
3. トイレットペーパーに使用される木の数は2万7000本
トイレットペーパーのために、毎日切り倒される木の数は2万7000本にも及ぶ。人口増加と公衆衛生の改善により、世界におけるトイレットペーパーの需要は毎年増え続けている。
4. 紙のリサイクルは6回が限界
紙のリサイクルは6回が限界で、それ以上再生すると繊維が弱くなり、紙として製造できなくなるのである。
5. 地震は予知できない
未だに科学的に地震を予知する方法はない。なかには、地方紙で行方不明の猫が3倍になったら、地震が近いとの言われがあるのだとか。
6. 猫は犬だった!?
猫(Cat)という言葉の意味は、元々は「犬」を意味していたのである。Catはラテン語の “Catulus” から由来しているが、本来は小さい犬や子犬を意味する言葉だったのだ。
7. 顎(あご)の先端があるのは人間と象だけ
顎の先端がある動物は、人間と象だけなのだそうだ。また、家族や仲間が死んだ時に、死の儀式をするのも人間と象だけであることが知られている。
8. ビーバーのまぶたは透明
ビーバーのまぶたは透明なので、水中でも目を閉じて泳ぐことができ、まぶたがゴーグルのような役目を果たしているのだ。
9. タコには心臓が3つある
タコには心臓が3つあり、なんと脳が9つもある。そして体の9割が筋肉で血液は青色だ。エイリアンと言ってもよいような体の造りをしているのである。
10. 世界中のアリと人類の総体重はほぼ同量
世界中のアリの数は1京(1000兆の次の位)匹にもなり、その総量は人類の総体重とほほ同じになるのだという。
11. サメは生まれつき凶暴
イタチザメの卵は雌の体内で孵化する。孵化後、歯が生え始めた子は、母の体内にも関わらず子供同士で攻撃し合うのだ。
12. コウモリは盲目ではない
世界には1200種類ものコウモリが存在するが、どれも盲目ではない。コウモリには2種類あり、果物を主食とする種は視覚と臭覚を使い食べ物を探す。もう一種は超音波で物の位置を察知し、視力は弱いが盲目ではない。
13. イルカは2時間ごとに脱皮する
人間の肌のように、イルカの肌も古い皮膚組織が剥がれ落ち、新しいものに入れ替わっている。イルカの場合はそのサイクルが2時間おきなのである。
自然界には驚きの事実がたくさんある。環境破壊が進むなか、私たちが日々できることを考えて、少しでも偉大な自然を守っていくようにしたいものだ。