健康志向の高まりで、食事の内容に気を配る人も増えた。だが、さらに一歩進んだ健康な体やアンチエイジングを目指すなら、知っておくべきことがある。良かれと思って食べているものでも、実は組み合わせ次第で毒にもクスリにもなることがあるのだ。
ここでは、知らずにやっている「本当はやってはいけない食べ合わせ」について紹介する。
【かぼちゃ×みかん】
みかんの食べ過ぎでも指摘されることだが、この両方を組み合わせるとカロテンの過剰摂取になり、身体が黄色くなり、酷くなると腎臓を傷めることもあるので、食べ合わせには注意が必要だ。
【わかめ×ねぎ】
こちらも和食ではお馴染みの組み合わせだが、栄養吸収の面で問題がある。食品問題研究家で、『毒を出す!「新・食べ合わせ法」』(朝日新聞出版刊)著者の増尾清氏はこう語る。
「味噌汁の具としては一般的ですが、ねぎのリンはカルシウムの吸収を阻害するので、食べ合わせとしてはあまりいいとはいえないのです」
■イクラ×赤貝
「イクラと赤貝握って……」あなたもいったことがあるかもしれない程、どちらも寿司屋の定番ネタだが、この注文はNG。
赤貝に含まれる酵素が、イクラのビタミンB1を破壊してしまう。この酵素は加熱すれば働きが失われるので、どうしても両方食べたいというときは、せめて赤貝は煮るなど調理をして味わう方が賢い選択だろう。