あまりの痛みに失神する患者も?!尿路結石症とは?
症状としては、背中やわきばらなどに、激痛が走ります。痛みは夜間や早朝に起こりやすく、約3時間から4時間程度続きます。
排尿時には痛みや違和感があったり、無自覚で排石されることもあります。 また、肉眼や顕微鏡で血尿が見受けられ、無症候性血尿という自覚症状のない血尿は膀胱がんの予兆である可能性が高く、早めの受診を心がけましょう。
原因として何が考えられますか?
下記などが考えられます。
・尿路の通過障害
・尿路感染症
・代謝異常
・副甲状腺ホルモン異常
尿路に通過障害あるいは変形がみられると、尿流の停滞を招き、結石が成長しやすくなります。また、水腎症では骨の吸収が原因で、結石の成長を手助けすることがわかっています。代謝異常はもっとも危険な因子で、高カルシウム尿症などは重要な異常所見で、結石と深いかかわりをもっています。
治療法
尿路結石症は治療後、水分を1日2リットル程度、じゅうぶんに摂取し、尿量を増やして、結石が排出しやすいような環境作りをします。
また、再発や予防のために、下記の食材のような、シュウ酸を多く含むものはなるべく避けて、食べ過ぎないように注意しましょう。
・ホウレン草
・タケノコ
・大根
普段の食生活でも、動物性脂肪の摂取をなるべく控えるようにし、バランスのよい食事を心がけましょう。果物や野菜に多く含まれるクエン酸や、結石形成を予防する、マグネシウムや食物繊維を含んだ穀物などを多く摂取しましょう。