日常のちょっとした工夫で頭痛を減らす、座りながらでOK・1回3分の「頭痛体操」 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

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美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。

【お悩み】頭痛のセルフケアはありますか?

慢性的な頭痛ですが、薬に頼りすぎるのも避けたいです。セルフケアの方法はありますか?

【回答】1回3分の頭痛体操を習慣にしてください

慢性的な頭痛に悩まされている人は多いでしょう。頭痛専門医の五十嵐 久佳先生の著書『頭痛女子バイブル 』から、おすすめのセルフケアをご紹介します。

 

「頭痛には大きく分けて「片頭痛 」と「緊張型頭痛 」の2つの種類がありますが、共通しているのは、いずれもストレスと関係があることです。

 

手抜きができず、根を詰めてしまえば、肩がこり、筋肉がぎゅーっと収縮して血流が悪くなります。すると、頭痛は起こりやすくなります」

まずはストレスをためないこと

「とはいえ、2つの頭痛にはちょっと違いがあります。緊張型頭痛は、強いストレスがかかっているときに起こりやすく、たいていの人が、リラックスしたり、ストレスがなくなると痛みがやわらぎます。

 

対して片頭痛では、ストレスから解放され、「やれやれ」とホッとしたときに、頭が痛くなる人が多いのです。 詳しい理由はまだよくわかっていません。

 

でも、いずれにしても自分なりのリラックス方法でストレスをためないことが、頭痛を軽減するための得策といえそうです」

薬に頼らず1回3分の「頭痛体操」を日課に

仕方なく、鎮痛薬に頼っているという人もいると思いますが、特に、仕事を休めないからと週に2日以上鎮痛薬を飲んでいる人は、脳がより痛みを感じやすくなり、よけいに頭痛が起こりやすくなってしまうため、注意が必要だそうです。

 

「薬に依存しなくても、日常のちょっとした工夫で、頭痛は減らしたり軽くしたりすることができます。その手段のひとつとしてオススメしたいのが、1回3分の“頭痛体操 ”です」 この「頭痛体操」には、次の3つの効果が期待できます。

 

・頭痛のモト、首や肩のこりを解消してくれる ・脳の痛み調節系によい刺激を送り、片頭痛の予防になる ・緊張型頭痛では、痛みそのものをやわらげる STEP1もSTEP2も簡単な動作ですぐにできますから、毎日の習慣にしてみてください。

 

ただし、片頭痛の発作中や、激しい頭痛のあるとき、熱があるときは体操は控えてくださいね。

 

「頭痛体操」を実践!

ステップ1 腕を振る体操(2分)

首まわりの筋肉のこりをやわらげて頭痛予防。基本姿勢は、体の軸を意識し、顔を正面に向けて頭を動かさないように。

ステップ1 腕を振る体操(2分)

両肩を大きく左右に回す。軸を意識して肩を回転させ、首の筋肉をストレッチ。 【椅子に座ったままでもできる!】 両足をそろえて顔を正面に向けたまま、左右の肩を交互に前に突き出すように回す。

ステップ2 肩を回す体操(6回)

肩のこりを改善して頭痛予防。緊張型の発作時にも!基本姿勢は足を肩幅に開き、ひじを軽く曲げる。

ステップ2 肩を回す体操(6回)

両腕を内側へ回す。リュックサックを背負うようなイメージで。

ステップ2 肩を回す体操(6回)

両腕を外側へ回す。洋服を脱ぐようなイメージで。

『頭痛女子バイブル』(世界文化社) 五十嵐 久佳(著)

五十嵐 久佳/Hisaka Igarashi 頭痛専門医として患者の話を丁寧に聞き、一人ひとりの症状に合った治療、服薬指導を行う。

 

日本頭痛学会の理事を務めながら、頭痛専門医の育成、頭痛医療の研究と成果を国内外に発信している。