意外と少ない?国民年金と厚生年金は最高いくらもらえるの? | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

年金が最高でいくらもらえるのか、考えたことはないだろうか。30万円台?それとも40万円台?国民年金と厚生年金を合わせていくらまで、年金は増やせるのか。

 

また、年金を月20万円以上もらうには、20代の年収がどれくらい必要なのかも気になるところだ。

 

■年金は最高いくらもらえる?

年金の最高いくらもらえるのか、考えたことはないだろうか。年金は公的年金のことで、厚生年金と国民年金をあわせた額がいくらまで増やせるのか、ということだが……。 

 

国民年金の満額、厚生年金の最高額はそれぞれいくら?

 

結論から述べると、国民年金の満額は1ヵ月に換算すると6万6250円(67歳以下、2023年度、最長40年間の場合)と、厚生年金の最高金額月額30万3373円を合わせた36万9623円だ。

 

厚生年金は会社員などが加入するもので、保険料は従業員が半分、企業側も半分納めるため、現役時代の収入が受取金額のカギとなる。

 

満額受け取るには厚生年金の加入は必須だ。

厚生年金の最高額は条件があり、年収は1212万円以上必要になる。受け取れる年金の額は1年で364万480円だが、これはあくまで理論上の数字で、以下の条件を満たす必要があり、現実的には厳しいだろう。

 

・16歳から70歳まで加入

・加入期間中は63万5000円以上の月収

・賞与は上限の150万円を3回(年間450万円)

 

●公的年金を増やす方法は?

受け取れる額を最高値に近づけたいからといって、年収(給料)を一気に上げるのは難しいだろうが、もらえる年金を増やす方法はいくつかある。

 

たとえば、国民年金の第1号被保険者や任意加入被保険者なら、月に400円納める付加保険に入るという方法がある。

 

また、国民年金基金に入るという方法もある。こちらは年齢によって掛け金が異なるが、20代のうちに入ると、1口目は月額2万円だ(複数口の加入もできる)。

 

このほかには繰り下げ受給をすることで、受け取る額を増やせる可能性はある。

ただし、これらの方法には注意点もあり、受取金額が増える分、税金もかかり介護保険料なども差し引かれる。

 

年金の受取額についてはシミュレーションできるサービスがあるので、気になる人は一度試しておくといいだろう。老後にもらえる年金額と、生活に必要な額がおおよそ分かれば、その差を目標額として投資・運用などで対策を講じられるからだ。

 

■年金を月20万円以上もらうには20代で年収はいくら必要?

2022年4月分からの年金額(月額)は、標準的な夫婦2人世帯で21万9,593円となった。しかし、これには2人分の年金が含まれている。1人で年金を20万円以上受け取るには、20代や30代でどれくらいの年収があればよいのだろうか。

 

●20代は413~494万円、30代は503~602万円

会社員の場合、老後の公的年金は「老齢基礎年金(国民年金)」と「老齢厚生年金(厚生年金)」の2つとなる。前者は満額で月に6万4,816円(2022年4月から支払われる分)で、収入による違いはない。後者は加入期間中の収入によって変動する。

 

老齢厚生年金の中心となる「報酬比例部分」は「平均標準報酬額×5.481÷1000×加入期間の月数」で計算される(2003年4月以降の加入分)。

 

20~64歳の45年間働くと仮定して、老齢基礎年金も加味して計算すると、老後に20万円以上受け取るには生涯を通して平均的に55万円の月収があればよいと算出できる。年収に直せば660万円、生涯年収は2億9,700万円だ。

 

一般に収入は年齢に応じて上昇するため、「昇給率」を加味しよう。経団連の調査によると、2022年の昇給率はおよそ2%となった。

 

【2022年の昇給率】

・大手企業:2.27%

・中小企業:1.92%

同じく昇給率2%で計算すると、初年度におよそ413万円の年収があれば生涯年収2億9,700万円にほぼ届く。このとき、20~29歳の年収は413~494万円、30~39歳の年収は503~602万円となる。

文/編集・dメニューマネー編集部