単刀直入に申し上げて
少なくとも新型コロナウイルスのワクチン
及び特効薬が開発され
医療従事者の方、高齢者の方
基礎疾患をお持ちの方のみならず
一般の方も淀みなく摂取が可能となる時まで
従来型のライヴを再開するつもりはございません。
これは、今年1月の段階で既に決めていたことです。
と申しますか私は近年
その年の10月から翌年4月までの
約5か月間はライヴを行っておりません。
何故なら、その5か月間が
インフルエンザの流行期にあたるためです。
ワクチンも抗ウイルス薬も充実している
そんな状況下にあるインフルエンザでさえ
我が国では毎年3000人以上の方が亡くなっているのです。
お客様の命を第一にお守りするため
ひいては、お客様のご家族をお守りするため
そして、自分の家族を守るため
世界人類、全ての人々の安全平和のため
この決断は私にとって、まごうことなきものです。
ましてや、新型コロナウイルスとなれば
云わずもがな、です。
ただ、そのような中に於いて
ひとつだけ、胸を傷めざるを得ないことがあります。
それは『皆様との約束』です。
「今年の司法試験が終わったら必ずライヴに行きます。
その時は、小林さんが”約束”を唄ってくれると約束してくれたので
男同士の約束として、何としてもその想いに報いたい」
「小林さんのライヴに行くという目標が出来たので
必ずや今の病気を治して会いに行きます。
小林さんのライヴを励みに頑張ります」
上記のコメントは極一部。
”約束”は、まだまだあります。
・・・昨年、あるブロガーさんがお亡くなりになりました。
やはり、私のライヴに行くことを目標として
難病と闘っておられた方でした。
では何故、その方は私のライヴに行こうと思ったのか？
それは、奇しくもその方のお姉様が
やはり私のライヴに行くことを目標に闘病していたにも拘らず
その願い虚しく、お亡くなりになってしまい
妹であるその方が姉の遺志を継ぐという決意をしたからなのです。
お姉様は、いつも病床で
私の”おかげさまの涙”と”約束”を聴きながら
ライヴに行くことを楽しみにして下さっていたと云います。
なのに去年、その遺志を継いだ妹さんまで
同じように、お亡くなりになってしまいました。
・・・そんなことってあるでしょうか。
「ライヴにお越しの際には必ずや
”おかげさまの涙”と”約束”を唄わせて頂きます」
と約束したのに・・・
私は、もう二度とこのような想いをお客様にして欲しくはないし
私自身も、したくはありません。
でも、だからといって感情の昂りの奴隷となり
冷静さを失った挙句にライヴを開催し
お客様をコロナウイルス感染の波に巻き込むことなど
断じて出来ることではありません。
ですのでどうか、冒頭にて書かせて頂きましたように
新型コロナウイルスのワクチン、特効薬が開発され
全国民が平等に接種を受けられるその日まで
ライヴの開催を延期すること、ご了承頂けたら幸いです。
何卒、宜しくお願い致します。
追伸
従来型のライヴが開催出来るまでの間
ライヴ動画の配信や、それにとって代わる
”新しいライヴ様式”を模索中です。
もう暫くお待ち下さい。
皆様の健康と天命の完うを
心より、お祈り申し上げます。
無限なる感謝を込めて
小林洋一
「約束」 作詩作曲：小林洋一
（3rd CDアルバム「世界人類が平和でありますように」3曲目収録）
風に吹かれるままにこの丘に座り
僕たちはいつまでも空を見ていた
仲良くふたつ並んで延びてゆく影を
振り返ってははしゃぎながら確かめながら
「離れてしまっても心はひとつだよね」
僕たちはいくつもの時代をこう誓ったのだろう
オレンジに空が染まる頃には
君も同じ想いを重ねてる
胸いっぱい息を吸い込めば
君が笑いかける
逢えないこの淋しさの中でこそ
多くを君と語ってる
「この祈りが届くように」と
「例えばそれがとても些細な喜びでも
誰よりもいちばんに伝えたいのは君なんだよ」
オレンジに空が染まる頃には
僕も同じ想いを重ねてる
胸いっぱい息を吸い込んで
君の名を叫べば
逢えないこの淋しさの中でこそ
多くを君と語ってる
「この祈りが届くように」と
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