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母は「フランダースの犬」が大嫌いだった。
"パトラッシュもネロもかわいそう、
あんな不幸な終わり方、許せない"
私も、たしかに悲しくは思ったけれど
子供ながら受け止めたのを覚えてます。
「分かりやすいハッピーエンドなんて!」
時間は常に流れているというのに
今日はいい日だった、悪い日だったと
一喜一憂する私たち。
死ぬか生きるか
それを決めるのはその張本人。
周りがとやかく言えることではない。
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こんな2年前くらいの下書きが埋もれて
削除も出来ずにひっそり残っておりました。
"分かりやすいハッピーエンドが良いの?"
「誰かのために生きる」
なんてこと、私はしない、
自分のために生きてるから。
それでも母のあの言葉は
苦しすぎておかしくなりそうだったあの頃
確実に私の心のストッパーになりました。
お母さんのために生きたわけじゃないけど
あきらめないと決めることができた。
自分のために生きると決意した日。
とりあえず行ってきます!
愛と光を送ります、届きますように。