相手は自然、明日は我が身。
俺の生地は静岡県です。
【東海地震】の可能性が指摘されて久しいですが、小〜中学校では“防災頭巾(普段は座布団として利用、有事の際は被れるようになっていて、落下物から頭を守る頭巾になるもの)”を全員購入させられていました。
地震から身を守る訓練も頻繁に行われ、『大きな揺れが来たら、防災頭巾を被って、おしりを窓側に向けて机の下に潜り、揺れが収まったら慌てず(走らず)に校庭に避難』が一連の流れ。
訓練では、校内放送で地震の一報が伝えられたら全員一斉に上記の行動を取る…という、今考えると異様な光景でした。
おかげで少々の地震では慌てなくなりましたが。
加えてここ数年では【富士山噴火】なども話題になってますが、もし噴火したら実家及び周辺地域はひとたまりもありません。シミュレーションによると関東にも降灰がかなりの被害をもたらすとのことですが、実家はまさに富士の麓(ふもと)なので、噴火の態様によっては降灰どころでは済みません。
何せ、この距離ですから↓
巨費を投じて予知の研究も行われているようですが、いまだ思わしい成果が出ていないようで…。
『富士山が窓から見えるなんて、羨ましい！』と友人に言われることも多いですが、それも平穏だからこそで。日本の象徴のひとつとはいえ、相手は火山です。 明日大噴火する可能性とてまったくのゼロではないでしょう。
東海地震しかり、富士山噴火しかり。
常に上記災害の可能性を身近に感じながら育ってきただけに、災害に見舞われた方々のことを考えると心が痛みます。かといっても、何もできない自分の無力さを嘆くとともに、またその一方で『(災害に見舞われたのが)自分でなくてよかった』と少なからず感じてしまう醜さが心苦しいです。
その渦中にある皆さんは、音楽どころではないと思いますが、一日も早く復興され、心の平穏を取り戻して、娯楽や趣味に興じる日々が迎えられることをお祈りします。
またいずれ、それぞれの地に赴くこともあるかと思いますが、その時は我々の音楽で楽しんで頂けますよう。
今はただ、心よりお見舞い申し上げます。