9/25 Joplin-san's 4$50¢ | KeyboardだってROCKだぜ

KeyboardだってROCKだぜ

引き際を見誤った、金髪ロックキーボーディストの日常。

雨です。
こりゃもうどう見ても雨。

雨が降ると、運転にも気を使うし、搬入は面倒だし、客足に影響するしで、まったくいいことナシです。

と言ってても仕方ない。鉛色の空を仰ぎつつ現場到着。
昨年1月以来の原宿クロコダイル。日本のロックの歴史を見守ってきた老舗。

悪天候による道路混雑を見越して早めの移動、入り時間の30分以上前に到着で、店内では後発の【TOKYO EXPERIENCE】の皆さんがセッティング中。3月競演以来の再会ということでご挨拶。
前回競演させて頂いた際には、何かと仲良くして頂いている大先輩キーボーディストの加藤(剛)さんを含めた4人編成でしたが、今回はトリオとのこと。

もちろんリハーサルを拝見しましたが…強力です。
Gt./Ba./Dr.という、ロックを演奏する上においての最小編成。それぞれの呼吸と、音の綱引き。引っ張ったり緩めたり、絡めあったりほぐしたり、絶妙なバランスで織りなされるサウンド。
Gt.&Vo.の“Shigeo Hendrix nakano”こと中野重夫さんは日本のジミヘンフリークの間では知らない人はいない、ジミヘンフォロワーの第一人者。
Ba.犬ケンさんと、現在は【巣鴨獅子王】オーナーとして知られているDr.秋元清美さんの強力なリズム隊の上で、縦横無尽に繰り出されるフレーズと極上のトーン。
…もう、帰りたくなっちゃいます(^^;

そうこうしているうちにこちらもメンバーが揃い、リハーサルです。

『きんちゃん(Ba.サワグチキンヤ)!オルガンの上はピック置き場じゃないぞっ!』
クロコダイル常設のRoland RD-700GX(デジタルピアノ)をスタンドごとお借りして、上段に持ち込みのRoland VK-7(オルガン)をセット。
このスタンドが優れもの。キャスター付きで転換もラクラクです♪

これまで我々【じょぷりんさん】は5人編成でしたが、今日はゲストGt.として“松川(純一郎)さん”を加えた6人編成。先日のリハの感触も上々、本番が楽しみです。

リハーサル終えて、開場時間までの間に軽く前飲みタイム。
皆さんが『トマトはせいやんの側に置かないように』と気遣ってくれましたが…ふふん、今はすすんで食べるんですよー♪
(※界隈ではわりと知られている程のトマト嫌いでした)

皆さんいい感じの色になったところで、クロコに戻ります。

身仕度整えてからの、楽屋ショット。
本日はどスッピンです、60sトリビュートですから。
手前左が、我らの歌姫“Joplin-san”。鳥取県出身のアメリカ人で、現在はテキサス州ポートアーサー在住(という設定)。ゲストGt.の松川さんは、『ニューオリンズから遊びに来た友達(という設定)』だそうです。
まー、遊び心は大事ですから…。

さあ本番!

(photo:S.Hirayama)
(photo:S.Hirayama)

ピアノとオルガン弾き倒して終了。ソロがいつもより長めだった気がします。松川さんの顔色伺いつつ…。(※首を横に振られたら終われません)

ステージ上は『暑い!』という程ではありませんでしたが、オーヤマくんは今日もいい仕事してくれました。
『これ、小さくてイイね!』とメンバー皆さん興味津々、流行の兆しです 笑

転換ののち、【TOKYO EXPERIENCE】にバトンタッチ。

なお普段から、自分の出番以外は耳栓装着してます、リハーサル中も。耳は大事ですから。
X-RAYのツアーでは、会場のモニター環境によっては本番中も片耳だけ入れたりもしてました。歌のピッチがとりづらかったりするので。

で、【TOKYO EXPERIENCE】のステージは…リハーサル以上に圧巻でした。俺もまだまだです、精進しないと。

ところで、今回“ゲスト参加”して頂いた松川さんですが、どうやら【じょぷりんさん】に加入の運びとなったようです。
ということは、よりブルース色が強くなるわけですね。
これで松川さんと一緒に参加するバンドが3つになりました…て、どれもそれほどコンスタントに活動してるわけではないですが。

と、こうして濃厚な1日も終了。
日付の変わる頃、撤収終わって外に出たら、雨は上がってました。
今さら遅いっちゅーの!