
いまはなきプロレス団体【W☆ING】の2周年記念CD。
まだほんの駆け出しミュージシャンだった頃の話、当時レコーディングでお世話になっていたエンジニアさんのつてで、たまたま『ロックテイストのわかるマニピュレーター』を探してるという話があり、メーカーのディレクターさんに紹介して頂き、参加させて頂いたという、【業界あるある】なストーリー。
収録曲は全て洋楽の既成曲、あ、一曲だけ違います。元々【歌モノ】だった曲にメロディを乗せてコード進行も変えたオリジナル曲が収録されてます!ちなみに作曲は俺でした(^^)
今にして思えば(当時も思いましたが)、参加ミュージシャンがスゴいです!特に3曲目!
GUNS'N'ROSESの【YOU COULD BE MINE】が収録されているんですが、
ギターは【BURNY】こと日下部正則(さん)、
ベースは【ANTHEM】の柴田直人(さん)、
そしてヴォーカルが【LOUDNESS】の二井原実(さん)!
なんじゃこりゃ!ですよね。
今だから白状しますが、LOUDNESS大好きでした、俺(^^;なので歌入れの日、作業もないのにスタジオ行っちゃいましたもん。
コントロールルーム(ミキサー卓のある部屋です)の防音扉の向こうから、うっすら聴こえる爆音(←日本語ヘン)。重い扉を開けると、GUNSの曲を歌う【あの声】!やたら感動したのを覚えてます。
そしてこの作品、ドラマーのクレジットがありません。何故って?全曲【打ち込み】でした。その打ち込みと、キーボードを俺が担当させて頂いたというわけで。まだMacを使ってなかったので、RolandのMC-50(シーケンサー)で乗り切りました。で、この時のギャラで初のMac購入に至ったという、まさに自転車操業。
そしてこの作品をきっかけに、担当ディレクターさん&柴田さんに懇意にして頂いて、しばらくご一緒することになりました……Macとともに。
この頃の経験は、確実に今に生かされてます。
人のご縁と、仕事の巡り合わせに感謝!