パラレルワールドに入り込んだ話 | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

皆様、大変お久しぶりでございます。

最近は前世人格エミリーも大人しく、ブログ記事更新から遠ざかるとどんどんサボり癖がついてしまい、更新をサボっておりましたが、皆様いかがお過ごしでせふか?日本は酷暑だそうなので、水分補給と休養はしっかり心がけて下さいね!

 

さて、書こう書こうと思いながら二か月以上も時が経ってしまいましたが、5月の確か6日あたりのお話しです。

5月4日から役1か月、私は2年半ぶりに日本に一時帰国しておりました。

 

やはり2年半も間があると、母の住む街の周辺も少し変化がありました。今まで見た事が無かった可愛い美容院が二軒も出来ていたり、チェーン店の丼丸が出来ていたり。モスバーガーは相変わらず。駅の方へ行くと、昔からある可愛くない美容院もしっかり営業中でした。

「あんなに可愛い美容院が出来たのに、この可愛くない美容院はまだお客さん入るんだ」

などと失礼な事を思いながら、駅をちょっと過ぎた所にあるオリジン弁当でその日の夕飯を買い、母と共に帰宅しました。

 

その次の日か、次の次の日あたりに、可愛い美容院でカットの予約を入れたいから、今日も散歩は駅方面へ行きたいと母に言いました。木造の壁でピンクに塗られた美容院と、ベージュの壁の美容院、どちらも可愛かったのですが、ピンクの美容院の方が目立ってて可愛いと思ったので、その美容院へ予約を入れたかったのです。恐らくアメリカの住宅をイメージして作られた感じの外観でした。ピンクとベージュの美容院は、お互い割と近めに、同じ通りにありました。

 

夕方になって再び母と駅の方へ向かいました。しかしそのピンクの美容院が見当たりません。ベージュの美容院はありました。とりあえず駅の方へ進んで行きました。駅のちょっと手前に、例の可愛くない美容院はちゃんとありました。

 

ピンクの美容院は絶対に駅より手前だし、更に可愛くない美容院よりも手前です。何故それを覚えているかと言うと、先ほど書いたように、

「あんなに可愛い美容院が出来たのに、この可愛くない美容院はまだお客さん入るんだ」

と思ったからです。

 

しかしピンクの美容院は見つかりません。仕方がないので同じ道を引き返しました。そして母に言いました。

「この通りでピンクの壁の可愛い美容院見たんだよね。そこで髪の毛切りたいんだけど、美容院が見当たらない」

そしたら母が、

「ピンクの美容院あったね。可愛いし凄く目立ってたから覚えてるよ。表参道にあるようなお洒落な感じで、この街には合わないからびっくりした。こんなお店が出来てるなんて」

との回答が。

母も外観が可愛くて目立っていたので覚えていると。そうでなかったら記憶には残っていなかっただろうとの事でした。

 

と言う事で、もう一度駅の方へ行ってもらう事にしました。念の為に駅を超えてオリジン弁当の方まで行ってもらいましたが、やはりないので仕方なく引き返しました。因みに二番目に可愛いベージュの美容院はありました。

 

おかしいと思いながらもピンクの美容院は見つからなかったので、ベージュの美容院に入ってカットの予約をしました。そして予約日、無事にカットは終了。でもピンクの美容院はやはりありません。

 

その後何十回も母に、

「あのピンクの美容院見たよね?」

と聞いてしまいました。母からの回答も、

「見たってば。目立ってて可愛かった」

と。中に女性がいて髪の毛やってもらってるのも見たって。そういえば中に人いたかも。私にはピンクの外壁がとにかく印象的でした。

 

そしてその後も何度も同じ道を通り、通りにあるお店やビルをくまなくチェックしました。薬局、不動産屋、歯医者、コンビニ、キッチャ店、可愛くない美容院、八百屋、松屋、パン屋。無いのはピンクの美容院のみ。

 

ベージュの美容院から駅までの距離はそんなにありません。仮にそのピンクの美容院が営業を止めたとしても、すぐに取り壊して新しい建物にするのにたった2日くらいでは出来る訳はありません。

 

それではそのピンクの美容院があった所には、何があったのか?おそらくピンクの壁の理髪店だと思います。ベージュの美容院から二軒先くらいです。

 

ではそのピンクの理髪店を見間違えたか?と言われれば、はっきりと違うと言えます。何故かと言うと、同じピンクでも美容院とは色が違うし、理髪店の濃いサーモンピンクはコンクリの壁に直接塗ってありました。一方、ピンクの美容院は木造で薄いピンクの壁でした。それに理髪店の前には例の青と赤の理髪店の看板(細長くてクルクル回る定番の)があったので、すぐに理髪店と分かります。美容院とは区別がつくのです。

 

木造外壁の美容院を一日で壊して、次の日に理髪店を完成させてと言うのは、時間的に無理過ぎではないか?と思われます。それにピンクの美容院の方がサイズが大きかったような記憶があります。そういう点も、土地の幅も合わなくて何だかとにかくとても変なのです。

 

私も母も薬物などはやっておりませんし、仮にやっていたとしても二人で同じ幻覚を見ると言う事はあるのでしょうか?母は認知症ではありません。

 

日本滞在の一か月間、母と買い食いばかりして、丼丸も週に二回くらい行ってましたニヤニヤ。でも行く度に丼丸は果たして今日もあるだろうか?と思ってしまうようになりました。結果的にはちゃんと毎回ありました。無いのは、ピンクの壁の美容院だけ。