皆様、こんにちは。
明後日土曜日はハロウィンですが、スウェーデンでもお盆のようなものです(万聖節とか言うの、日本語で)。ハロウィンはキリスト教以前の古代ケルトの風習のようですが、それが後にカトリックとくっついた感じですね。どちらにしてもスウェーデンの万聖節、ケルト系のハロウィンと同じお盆でも日本のお盆とは随分と表面的な様相は違います。ケルトはカボチャ、日本のお盆はナスとキュウリ。どちらも野菜と言う点は同じですな。スウェーデンのお盆は、お墓にろうそく灯すだけ?日本みたいに墓前に食べ物持って行くとかの習慣は無いような(多分)。
お墓文化は国(民族)によって微妙に相違がありますが、お墓自体が無い民族もいますね。オバマ元アメリカ大統領のお父さんの出身民族の東アフリカのルオ族の人に以前そう聞いた事があります。特例として、生前村の長みたいな高い地位にいた人だけにはお墓が建てられるそうです。パンピーはそこら辺に埋められて終わり。
「埋葬された土は肥えるから良いんだよ!」
って実に明るくてすがすがしいなと思ったのを覚えています。サバンナにヒュードロドロとか合わないですね。ルオ族はマサイ族とは近縁だから、やはり霊も手足が長いんでしょうか。スタイルの良い幽霊と言うのもあまり怖くないような、、、。
スウェーデンの場合は日本同様お墓がありますが、私がびっくりしたのは、ルンドなんかは大学病院の目の前に墓地が!日本だと病院の前にお墓って縁起が悪いって嫌がられるじゃないですか。ましてや重病人が運ばれてくる大学病院の前などもっての他。
どんな理由があってルンドの大学病院の目の前にお墓が建てられたのかは知りませんが、病院が出来たのが1768年。そんな昔だったら土地はいくらでも余っていただろうに、何で墓を目の前に作る?と思ったのですが、お墓の方が先だったのか。だったら何で墓の前に病院を、、、っていたちごっこになってしまいます。
病院の前に墓地は縁起が悪いと言うのも日本独特の考え方で、逆に世界には色んな価値観があると言う方が救われる気持ちになります。