リトリーバルの脅威 | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

皆さま、こんにちは。

「成仏後のエミリー」と言う、新しいテーマを作成致しました。

 

6月に東京で受けたSAM前世療法の時、エミリーに、

「私ともっと話す!」

と言われたので、話すようにしています。でも生きている時代も文化も違うため、途中で会話が切れる事もしばしば。何て言うか、話が分からなくなるとエミリーは難しい顔で頷いて、

「(セイウチの好きなように)何でも良いよ」

って言われてしまいます。例えば、エミリーの時代、女性の被る帽子は斜めに被ったりするのが、私には沢田研二の「勝手にしやがれ」を彷彿とさせるのですが、そう言ってもエミリーには伝わりません。そんな感じで会話が途切れます。

 

通じないわけですね、上の写真のようなものが。私、見たことあんねんで。エミリーがジュリーみたいな帽子被ってたの。黒いやつ。エミリーのバカアル中バカ亭主フレドリックの葬式の時です。フレドリックこそ勝手にしやがれって感じですが。

 

9月9日にエミリー時代のスウェーデンの作家イェルマーセーデルベリ (Hjälmar Söderberg)の小説「まじめな遊び(den allvarsamma leken)」の映画が封切りになったので、今日行って参りました。私もエミリーもこの小説は読んでいるので、きっと共通の話題が見つかる!と。

 

この「まじめな遊び」は、不倫を題材にしています。生前エミリーも作家志望で、自分の母親の不倫を小説に書きたかったみたいですし、エミリーがリトリーバル前は読むのがきつい内容でしたが(一度姦通罪と言う単語に引っかかって怒り狂って読むのを中断しました)、今なら大丈夫だろうと思いました。

エミリーも、自分と繋がる為に映画を見ようと言うその気持ちが嬉しいと、孫の墓参を喜ぶ婆ちゃんのような事を言ってくれました。まさにザ仏様!

 

映画の中では、当時の金持ちが観劇の時などに着るおフランス人形みたいな恰好のドレスも出てきました。エミリーが憧れていた服装です。少しエミリーの憎悪も感じたので、

「今はどんな服装も出来るよね」

って言ったら、

「死んでからでは遅いよ」

とちょっと悲しいセリフ。最近私のガイドになると言ってくれたエミリーですが、今、現世が大事、まさに今ここと言う超スピ優等生的な言葉に、エミリーの仏様ぶりを感じてしまいました。

 

この時代、まだ他人を単数形duではなく、複数形のniで呼んでいた事をすっかり忘れていました。映画の中ではちゃんと複数系でした。

 

"Är ni lycklig? (are you happy)"というセリフが出てきて、niは複数形でもlyckligは単数形なんだなぁ言いにくいでしょっ!とちょっと印象に残ったので、右隣のエミリーに、

"Är ni lycklig?

とふざけて聞いてみたら、エミリーもそのまま同じセリフを返して来ました。それを私がまた聞き返すという遊びをしながら映画を見て行きましたが、映画が終わるちょっと前にエミリーが映画館から消えてしまいました笑い泣き

 

映画は不倫劇の真っただ中。それが嫌になってしまったようです。何とエミリーはファンビレに行っていて、私の家のバルコニーの階段を上がっていました。そして途中で振り返り、

"Är ni lycklig? "と女優技ねー

 

もう過去の事でグダグダしないのね。前見て進めって事ね。リトリーバルってパネぇ、と改めて思いました。

 

実は私は、エミリーが映画館から消えてしまった事がとてもショックなのでつショボーン

またコミュニケーション失敗したのかなって。まぁそうではなくて、F27が自分の居場所、仏様でつって事なんでしょう。

 

エミリーに言われた、Är ni lycklig?が凄くディープで突き刺さりました。幸せですか?これが一番大事ですね。