前回の日記で、常識の定義とは何ぞや?というようなことを書きましたが、まだ他にもいろいろと疑問に思っていることがあります。
そのうちのひとつは、食べ物の一人前とは、誰がどう決めたのかということです。
そして今日、それをしみじみと考えさせる出来事がありました。
夕飯にスパゲティーを茹でたのですが、生まれて初めてスパゲティーの一人前の量というものを知りました。スパゲティーの袋に記されていた量は、何とたったの70グラム!
半分どこかに置き忘れてきちゃった、筮竹みたいな少なさです。
私がかなり厳しいダイエットを実行しても、70グラムは無理だわ。涙を飲んで、最低ラインは100グラムですね。
そのスパゲティーは、スウェーデンのスーパーマーケットのブランドのものなので、スウェーデン人仕様の量ということなんでしょう。
世界の中でもかなり大柄な民族であるスウェーデン人の大人の一人前が70グラムというのは、何故なのか?
誰がその量を決めたのか?
国会で議決されたのか、スウェーデン王族の伝統なのか、はたまたスカンヂナビアダイエット連盟の陰謀か?
そうとしか思えない程の少ない量に反比例し、大盛りに私はショックを覚えました。
もし70グラムのスパゲティーを茹でている人を私が見たら、過酷なダイエットに果敢に励む根性のある人!と大いに尊敬の金壷眼を向けたことでしょう。
相手はだたレシピに従っただけなのかも知れませんが。
日本のレストランのランチメニューによくあるレディースセット。
あれにはかねがねカチンと来ていました。
あのチマチマしたぶりっこな量は何だ!
おなごは食べる量が少ない。だが甘いものを好み、そしてお肌を気にして野菜を食べる。だから全体的に量を少なめにし、代わり野菜とデザートをつけてやろう。それに量が少なければ、見た目も可愛いのう。苦しゅうない、ちこう寄れ。イッヒッヒ。
そう世間が女を定義付けているという腹か、おい!といつものごとくヒネクレ根性を全開にしてレストランのウィンドウをガン見するのですが、確かに甘いものは好きでさぁ。
正確には世間の目がというより、レディースセットを注文する女が、
「私って小食なのぉ。可愛いでしょ?」
と暗に表現しているようで、それがカチンと来るんだわね。
幼稚園児か?と思うような小さなお弁当箱を職場に持ってくる人もいますが、同じ理由でそういう女もハリセンで頭叩きたくなる時がありますわ。
本当は、ダイエットを頑張っている最中なのかも知れないし、単に私が大食いなだけかも知れませんね。
だって大柄民族国家のスウェーデンで大人の一人前のスパゲティーの量が、たったの70グラムなんですから。