甘い義務 | 前世が出てきてコンニチハ

前世が出てきてコンニチハ

ひょんなことから知った自分の前世との、怪しき格闘記。

$セイウチのドキドキ部屋 ~扉の向こう側は...~


でで~ん!
いきなし高カロリーな感じな画像で今回の日記は始まりましたが、これはセムラとスウェーデンで呼ばれているおやつです。

カルダモン入りの薄甘いパンの底に、味的には限りなくマジパンに近いアーモンドペーストを添え、その上に生クリームを親の仇の如くドッカンと乗せます。
この生クリーム、日本のとは違って濃厚に乳の味のみがして、スウェーデンの実力を堂々と見せつけています。
む、やられた、って思います。
スウェーデンの歴史がぎゅっと詰まった感じで、これさえ食べればスウェーデンの歴史の本なんか読まなくても良し(私は歴史の本興味ないから読まないけど)!

単純な食べ物ですが、考えた人は天才だと思うなー。
こういう人にノーベル賞あげなさいよ、おいしいで賞ってさ。

セムラはクリスマス後、イースターの前まで販売されます。
だけど材料自体は一年中どこでも売っているので、食べたかったら勝手に家で作って食べれば良いんス。
我が家でも昨日セムラの材料を買ってきて、夕飯の後に食べました。
さっさと食べちゃって写真を撮るのを忘れたから、セムラサイトから引っ張ってきた画像を勝手にアップ(^_^;)
生クリームは「乳」、つまりおっかさんの味だから、心が温まる味がします。

「セムラの日」ってのがあって、それはイースターの日が毎年変わるのと伴って、やっぱり毎年違うみたいで、今年はちょっと遅めで3月8日なんですと。

そして「セムラの日」には、大量に」セムラが売れるのだそうな。
その日は従業員にセムラを振舞う職場もあります。

そうでなくても、

「今日はセムラの日だよ」

って言われると、集団心理で何となく食べたくなるものなんじゃないかしら。
私なんか、セムラの写真や実物を外で見た途端に、

「これ食べずんば非国民!」

的な反応を脳が勝手にし、義務感でソワソワし始めます。
って私スウェーデン国民じゃないんだけんど、「ずんば」なんていう漢文用語が出てきちゃうほどセムラのパワーは強いのです。
そういえば高校時代の漢文の先生は、「ずんば」って呼ばれていたなー。
ずんば、元気にしているか?

とりあえず、私の今年のセムラを食べる義務はつつがなく終了しました。
後は3月8日のセムラの日だな虹

日本のイケアでも期間限定で発売されているようなので、興味のある方は試してみて下さい。

因みにイケアのHPでは、セムラの丸っこいパンのことをブリオッシュと呼んでいますが、私の表現の「パン」となんて違い!
パンですぞ、パン。何のひねりもないじゃないか。パンパンパン食パン食パン食パン

ってかブリオッシュって何?
昨日のセムラの味を思い出しながら(ビンボー臭いな)、ブリオッシュの検索でもしてみますわ。

「パンに生クリーム」じゃ、コンビニに売ってる下品なコッペパンみたいだもんねぇ。