◇「八極蟷螂門」の「五行の気」が登場です😊
「呼吸法と共に、如何に体幹を運動させるか」が示されています。

〔再録08〕『蘇老師と五行気功』

◇「強健術くらぶ」の通常練習において、「強健術の型練習」と同じ位に必修の練習項目としているのが「五行気功」という、一種の身体運用訓練法です。

自分は元々、中国拳法「八極蟷螂門」で練習しておりまして、この「五行気功」は八極蟷螂門の恩師である蘇老師に教えていただいた基本練功法で「五行の気」ともいいます。今回は、その「五行の気」の紹介をさせていただきます。

【蘇老師】

◇「五行の気」は、身体の運動を五つのタイプに分けて各々を練習します。
その五つとは

一、金「肺の気~肩甲骨を意識した運動」

ニ、水「腎の気~腰背部、特に腎臓を意識した運動」

三、木「肝の気~肋骨を意識した運動」

四、火「心の気~胸骨と脊椎を意識した運動」

五、土「脾胃の気~横隔膜を意識した運動」

以上、五つの種類の気功は、更に各々、三つの運動に別れています。

1.「陰の気功」気を養成する為のもの。

2.「陽の気功」気を発する為のもの。

3.「調気」準備運動と整理運動の為のもの。

の、三つの運動です。ぶっちゃけ、15種類の運動が有る訳ですね。

◇しかし、この「五行の気」、強健術くらぶで15種類を全部覚えて練習してる訳ではありません。そんなに沢山やっても煩雑になるので、その時、まず必要となるものを選んで練習しています。

当初、主に練習するのは「肺の気の陰」と「腎の気の陰」です。
「肺の陰」は肩甲骨周囲の運動になり、肩を軟らかくすると共に可動域を増して、更に脇を締めるのに良い運動です。
「腎の陰」は腰背部に力を充実させてくれると共に、腰椎の詰まりを解消する事が可能な運動です。

強健術を始めたは良いが身体がガチガチの方は意外に多いです。そのような方が、いきなり強健術の緻密な型に取り組む姿は、見ていて実に!「ハードルが高い感」がバリバリに有ります(´Д`)
そのような方に、まずは身体訓練に慣れて行ってもらう為に「五行の気」を練習してもらっているのです(^.^)

◇もう一つには、この「五行の気」、自分は良く出来ていると感心して愛着も有るのですが、余り知られていないのは実にもったいない❗と常々思っていまして、出来れば世にアピールしたいと思っているのです(^-^)/
もし練習してみて使い勝手が良いかな、と思ったら是非「いいね」をポチッと宜しく(^_^)v

◇さて肝心の、具体的練習法の内容ですが、とても小ブログの文章で表現しきれませんので、興味有る方はYouTube で検索して頂きたく思います。「五行気功」だと色々他の項目で出てくるものが有るので、「八卦五行気功」で引いて頂ければ良いかと思います。項目は「金、肺の気」から宜しく(^-^)/15分位です。蘇老師と助手のマリさんが出て来たらOKです(^-^)/
動作の一つ一つは簡単なので、皆さんの日頃の準備運動としてお試し頂ければ幸いです\(^^)/

(それと、基本的な事ですが、紹介された運動を試す時は、くれぐれも自分の身体と相談して行い、けっして無理の無いように注意して練習して頂きたくお願いします。気持ち良く楽しんで練習されますように祈りたく思います)
〔再録08-了〕
*中国気功に関する文は、次はブログ09に掲載です。

【再録後記】
身体各部の運用が、五行それぞれに分かれ、細かく指示されているので、課題となる気功の練習に集中しやすく出来ています。

また、「五行の気の運用」全てを「馬歩」、「発勁」として、組み立てた形でも練習出来ます。(そして、これが一番大事な事ですが、逆に、「出来上がった技を分解して理解する目安にする事も可能」ということです🎵)

自分は、この、「五行の気」のシステムを、「目の覚めるような合理性」と感じ、非常に惚れ込みました😊
自分にとって蘇老師は、教えることに熱意を持った先生で、素晴らしい師匠と言えます😃
(再録後記08-了)