◇「五行の気」の、「肺の気」と「腎の気」の要素。
つまり、「息をする」、「腰を落とす(充実させる)」。

生命を活性化する二つの要素で、「簡易強健術斜腹筋練修法」にチャレン
ジ。
大事な事は、二つの要素を協調させる事。

〔再録09〕『肺の気、腎の気の練習を簡易斜腹筋の型に応用してみる』

前回は、強健術くらぶで練習している「五行の気」の練習を紹介させていただきました。今回は、その練習の、強健術への応用です。

教室では、いつも言っている事ですが、「肺の気練習」の、肩から肩甲骨、上体の使い方は、そのまんま「簡易斜腹筋の型」の上体の使い方に転用出来ると考えてます。

「肺の気練習」の動きは、中国気功の伸筋抜骨(しんきんばっこつ)の中でも一般的で、コアな運動でもあります。
効果も高いし、やって気持ちも良い。更に、大事なところは、腰腹部の力を使う時の動きに上体を協調させる事が出来ること。
肺の気練習の、脇を締める使い方のところが、腰腹部の使い方に馴染み易いのです。

上体の動きと中体の使い方が連携出来ている事は、「簡易斜腹筋の型」の「キモ」である。
だから、肺の気練習と腎の気練習を連携協調させる工夫が、簡易斜腹筋の型の練習にも大いに参考になると考えてます。

肥田式強健術が「万芸の泉」と言われる事があるのなら、他の優れた体術の中にも、動きのコアが同じであるものが見出だされても可笑しくないでしょう。
かえって、その体術の中から、型だけでは見失われがちな動きの要素を取り出して確認し、自身の肥田式強健術の型練習にフィードバックして考えてみる事が出来ると言えます。
そういうふうに比較検証して見る事も、日々の練習を深くして行く事に役立つと思います。
〔再録09-了〕
(*このお話は、ブログ018に、つながります。そちらもお読み下さい😏。)

【再録後記】
「脇を絞める事と、腰腹を充実させる事を協調させて、「腰腹同量」の体幹を構成して見ましょう」という記事でした。


「二つを一つに」🎋
(再録後記09-了)