瞑想について-1 | 再生整体 輪

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整心体師 樋口が健康に関して書いているブログです

こんにちは

再生整体 輪(りん)の樋口です

 

今回は瞑想についてです。

 

瞑想については以前ホームページに書いていたのですがそこから大幅に加筆しました。

長い文章ですので2編に分けました。

 

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頭が固くて重たいお客さんが多く来店されます。
本人さんは気づいていないのですが終了後頭が軽くなって「重かったんだ」と気づきます。

その理由は首のコリもありますが多くは頭の使いすぎだと思います。
目の酷使からも脳は疲れます。

人が外界の情報を得るのに視覚からが80%と言われています。
情報が入ればそれを処理しようと脳が無意識に働きます。
そして脳は酸素消費量全体の20~25%を消費していると言われていて、
常に酸素不足にならないように脳への酸素や栄養の供給は優先されます。

つまり普段目を酷使したり考え事やストレスが多いと脳がいつもフル回転状態で酸素消費量が多くなり体の他の器官に酸素が充分に行き渡らずに体全体が疲れていると考えられます。 

 

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対策としては瞑想です。
瞑想は心を鍛えるためでもあり脳を休め全身に効率よく酸素を分配するための技術です。

目をつむることにより外界からの情報を減らして脳が無駄に働かなくていい状態を作ります。
その状態でゆっくりと深呼吸をして酸素を取り込むと脳に酸素が充分に行き渡りその後必要な所にも送られていきます。

すればするほど続ければ続けるほど効果は実感できます。
 

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酸素ボンベなしで深くもぐるフリーダイビングの人が「より深く潜るコツは何も考えないこと」だと言っていました。
脳に酸素を消費されないためでしょう。

プロテニスプレイヤーが短い休憩中目をつむって深呼吸している姿が映っていました。
酸素をより多く筋肉に送るためでしょう。

プロのスポーツプレイヤーは目をつむって深呼吸することを前から取り入れているようですね。

 

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ちなみに心の病気になってしまった人に対しては瞑想の効果は薄かったそうです。
つまり一度病気になってしまうと瞑想では治りにくい。
しかし瞑想も技術と考えるとそれも納得できます。

ヨガや太極拳などの運動同様 健康な時から続けることに意味があるのだと思います。
瞑想は「病気にならないため」なってしまったら「少しでも早く回復するため」そして「健康を維持するため」の手段として運動に匹敵するほど有効だと思います。

他には顔ヨガをしたりコメカミや耳の上をほぐして頭部の血行をよくします。
 

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瞑想についてまとめました。

・瞑想にはどんなタイプがあるの?
・寝てしまう人にオススメの瞑想は?
・瞑想の目的とは?


・「瞑想のやり方4ステップ」 については下記の記事(瞑想について-2)になります↓↓↓

 

 


瞑想は大きく分けると2タイプ


瞑想を調べている時に座禅との違いが気になり本やインターネットなどを色々見ましたが瞑想と座禅の違いは「言い方」だけのように感じます。ですのでここでは「瞑想=座禅」と考えます。

やり方は瞑想も座禅も色々ありました。
それらを大きく分けると集中タイプ観察タイプの2タイプに分けることができました。
マインドフルネスは観察タイプに入ります。

他の細かい違いは目を完全につむるのか 半眼か 全て開けるのか。
ですとか座り方や手の置き場所 指の形などでした。

目の開閉については「つむる」の漢字が「瞑る」なので瞑想は目を瞑るのが基本だと思います。
ただ寝てしまう人が多いから半目でいいとか開けてていい と緩和されてきたんだと思います。
「脳を休めて酸素をしっかり取り入れる」といった意味では目は瞑った方がいいです。

目を瞑ると寝てしまう人には集中タイプの方が寝にくいです。
しかし集中タイプはひどくなると精神に異常をきたす人がいるらしいので観察タイプの方がよさそうです。

座り方は可能であれば結跏趺坐(けっかふざ)で行います。
結跏趺坐とは胡坐(あぐら)の形で座り両足の甲を逆の太ももの上に乗せる座り方です。
結跏趺坐(けっかふざ)だと仙骨が立てやすく仙骨を立てると背骨が綺麗に伸びやすくなります。

しかし「目の開閉」同様 人によってこの姿勢は辛いので半跏趺坐(はんかふざ)や胡坐(あぐら)でもいいとなってきたのだと思います。
最近では椅子に座っててもいいと言われています。

大切なのは背筋を伸ばすことです。
 

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瞑想を2タイプに分けた時の1つ目 集中タイプ。

よくある集中タイプの瞑想は「呼吸」や「呼吸を数えること」に集中します。
他のパターンは
・慈悲の冥想は言葉に集中
・アジナー瞑想は額に光をイメージしてそれに集中
・マカバ瞑想は星形正四面体を想像してそれに集中
などがありました。

 

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瞑想を2タイプに分けた時の2つ目 観察タイプ

観察タイプは始め呼吸に集中して途中「思い」が浮かんできたらそれを観察します。
そして手放してまた呼吸を意識します。
「何が浮かんでも全てOK」という気持ちで受け流すのが観察タイプです。

 

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私は瞑想してるとかなりの確率で眠くなります。
寝てしまうこともあります。

そこで、寝ずに済む瞑想を色々試すと形をイメージすると眠くならなくなりました
具体的にはアジナー瞑想ですとかマカバ瞑想です。

しかしアジナー瞑想は「一点に集中」しますから「呼吸に集中」するのとそんなに変わりません。
マカバ瞑想は「星形正四面体」を想像するのですが難しくて疲れます。

そこで2つの中間を取って両手とおでこを結んで三角形をイメージすると頭がスッキリしました。

詳しく書きますと
両手の労宮(ろうきゅう)のツボとおでこの額中(がくちゅう)というツボ これらを結んで三角形を作ります。

労宮(ろうきゅう)は手の平の中央にあるツボで拳を握ったときに中指と薬指の先端の間に位置します。
額中(がくちゅう)は額の真ん中にあるツボです。
仏様の眉間のやや上にある白毫(びゃくごう)の位置です。

その三角形のイメージを保つようにすると意識がスッキリハッキリしながら集中することができます。
その後 観察タイプに移行します。
ですので私の瞑想は始めに三角形をイメージして他の思いが浮かんで来たらそれを観察するというやり方です。

「それでも寝てしまう」という方には動きながら瞑想する指先瞑想・歩行瞑想・手動瞑想ですとか動禅と言われているスワイソウという方法もあります。
 

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瞑想の目的ですが真の瞑想は心が解放され「何もなくても喜びが湧いてくること」です。

本を読んでいて一番いいと思った目的は

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「脳と瞑想」より
瞑想の目的は智慧を得て、苦しみから自由になっていくことと、一切衆生への深い慈悲を育てていくことです。
瞬間瞬間に気づいていくことはその手段です。
もちろん瞑想によって心の安らぎや落ち着きが生じたり、あるいは歓喜の体験や三昧体験などさまざまな変容意識体験も生じてきますが、そういった境地を得ることが瞑想の最終目的ではありません。

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瞑想はいらないことを考えない練習であり集中力を身に付ける練習でもあり続けることで意志力もついていきます。
つまり精神力を鍛錬する方法が瞑想です。

心理学者の人は心拍変動を意志力の体内「保有量」と呼ぶそうです。
心拍変動高い=意志力の量が多いということです。

そして瞑想は心拍変動を上昇させます
つまり意志力が上がるということです。

さらに意志力を高めるには呼吸をゆっくりするといいとのこと。
呼吸を1分間に4回から6回までに抑える。


つまり10秒から15秒で一呼吸とすると前頭前皮質が活性化して心拍変動も上昇する=意志力の量が増える。
意志力の量が増えると自制心を発揮できる状態に切り替えるのに役立つそうなので「ゆったり呼吸」も取り入れたいですね。

 

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その他にも瞑想をすることで得られる効果は健康です。
瞑想や座禅には名前や方法が色々ありますが共通するのは「脳が無駄なことにエネルギーを使わくて済む」ということだと思います。

ということは脳が体の維持に全力を注げる=ホメオスタシス(恒常性維持機能)が向上するということ。
つまり自律神経が整い 血行や内臓が整い 身体が健康になる。

瞑想をしている最中はもちろん 続けていると日常生活にもいい影響が出てくるようです。
 

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1回5分くらいから始めて慣れたら1回20分以上を毎日。
タイミングは朝一が良さそうです。

仏教に「善因善果」という教えがあるそうです。
朝から心が晴れやかになればその日一日いいことが起こる
という教えだそうでぜひ取り入れたい習慣です。

続けることが大切ですね。

健康に良い習慣を!

 

次回は「瞑想のやり方」についてです。

 

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