こんにちは!
再生整体 輪(りん)の樋口です
先日70代女性が来店してくれました
その方が一番しんどかったのは膝から下ですが肩も腰もということで全身をほぐしました
帰る時には笑顔で「楽になった」と言って喜んで頂けました
その数日後「70代女性」の知人の方から「整体のあと熱が出た 整体が効かなかったのよ」と言われました
そこで考えました
もしかして「熱が出るのは悪いこと」と思っているのではないでしょうか
そもそもなぜ熱が出るでしょうか
体がどういう状態の時に熱が出るでしょうか
それはウイルスや細菌が体内に入ってきた時です
ウイルスや細菌が体内に入ってくると白血球やマクロファージなどの免疫細胞が戦います
戦う時に体温が高いと風邪などのウイルスは増殖しにくくなります
それに体温が高いと白血球の働きが活発になり侵入した外敵と戦いやすくなります
つまり「敵の防御力を下げて味方の攻撃力を上げるため」に発熱するのです
☆長く発熱が続く場合は他の病気の疑いがありますので病院で検査してもらってください
体温が上がる仕組みですがウイルスなどが体内に入ったことが脳に伝わると視床下部の体温調節中枢は全身に体温を上げるように命令します
すると血管の収縮や汗腺を閉じるなどして熱が逃げにくい状態にして筋肉をふるえさせて熱を作ります
その結果体温が上がります
「体温について」こちらもどうぞ
最近「熱は出ないけど風邪が長引いている」という人が多くないでしょうか
それは薬で無理やり熱を下げているか熱を上げる体力がない状態だと考えます
薬で熱を下げている場合は熱が上がらないからウイルスや細菌が死なずに長居するので風邪が長引きます
「咳が長引く・・・その理由は!?」こちらもご覧ください
そしてもう一つ 熱を上げるための体力も必要です
「血管が収縮すること」と「汗腺を閉じること」は自律神経が関わります
神経が弱っているとこれらの命令がうまく伝わりません
つまり熱が逃げにくい状態にできないのです
そして筋肉も弱っていると発熱させることができません
つまり体温を上げられないのです
体温が上がらない=ウイルスなどを殺せない=風邪が長引く
ですので「なんかしんどい」状態が長く続くのです
ご来店頂いた70代女性も施術前は全身が疲れている状態でした
風邪に関して疲れの度合いを3段階に分けてみました
一番疲れている状態は風邪の症状は出るのに熱が出ない
これは「熱を上げられない」=「ウイルスと戦えない」ほど体が疲れていますので辛い状態が長引きます
次に風邪の症状が出たけど熱が出て寝たら治った
熱が出た時はしんどいですがその時に休むと早めに回復できます
そして一番健康なのは風邪を引かない
熱を上げる必要もなく体内でウイルスを処理できるほど免疫が元気だとこうなります
ですので今回 整体して熱が出たのは「熱を出せる状態になれた」と考えています
あとはゆっくり寝て休んで頂くとスッキリ元気になれます
熱が出るのは体が身を守るための生体防御機能のひとつ 自己治癒力が発揮されたということです
健康に良い習慣を!