野口整体式の「整体出産」とはどういうもの?私にできそうかな?そんな疑問を持っていませんか。
野口整体の整体出産とは?について、私たちの33年以上の体験からお伝えできること、ご活用のヒントになることをまとめてみました。
かなりの長文なので、ご興味おありのところからご覧になってくださいね!
*野口整体をベースとした整体を行っている氣道協会には、整体出産を目指す方はもちろん、
肩こり腰痛をはじめ、体のクセやがんばりすぎの解消、夢の実現など、多様な目的の方がのべ12万人以上整体を受けにいらしています。
お問い合わせは045-261-3300で承っています。
●野口整体「整体出産」とは…「整体出産」という言葉は使われていない?!
●野口整体「整体出産」とは…目的は何?
●野口整体「整体出産」とは…一番のポイントは何?
●野口整体「整体出産」とは…産後の起き上がりができない人はどうしたらいい?
●野口整体「整体出産」とは…赤ちゃんに気持ちを向けることが何より大切
●野口整体「整体出産」とは…あだ名をつけて話しかける
●野口整体「整体出産」とは…妊娠中に大切な「お散歩」のしかた
●野口整体「整体出産」とは…安心して過ごし、母体の要求に沿う
●野口整体「整体出産」とは…つわり、逆子は必要ない?!
●野口整体「整体出産」とは…出産、そしてその後のこと
●野口整体「整体出産」とは…妊娠中の整体の活用
●野口整体「整体出産」とは…あなたの可能性、どう生かしますか?
●野口整体「整体出産」ご予約・お問い合わせ
野口整体「整体出産」とは…「整体出産」という言葉は使われていない?
野口整体をご存知の方から、「整体出産がしたくて…」「あの人は整体出産をしたのよ」そんなお声を聞きます。
このブログでも「整体出産」という言葉を使ってお伝えしています。
ただ、野口整体の創始者・野口晴哉先生は、ご著書の中で「整体出産」という言葉は使われていないのです(私が拝読した限りでは、ですが)。
「整体操法で出産を指導する」「整体操法を出産指導に使う」といった言葉でお話しされています。
ですが、実際にそのような出産を体験された方にお聞きしたところ、皆様口を揃えて「整体出産」という言葉でお話しして下さいました。
たしかに一言でニュアンスが伝わりやすい便利な言葉だと思います。
このブログでは、敢えて「整体出産」という言葉でお伝えさせて頂いています。
野口整体「整体出産」とは…目的は何?
では、野口晴哉先生が言われている「整体操法による出産指導」、つまりここで言う「整体出産」がどのようなものなのかを見ていきましょう。
野口晴哉先生は、出産指導の目的はただ苦痛なく安産することではなく、「妊娠、分娩という変化を整体に誘導する一つの機会として利用する」ことだと言います。(野口晴哉著「人間の探究」p198より)
整体操法をお受けいただきながら妊娠、分娩することで、お母さんの体が新しく強くなり、体が整う。それが目的のひとつということですね。
妊娠して自然に出産をするのは、生き物として当たり前のこと。
安産なら動物もやっている。人間である私たちは、妊娠と出産をより積極的に生かしていこう。
お母さんが出産を通してこれまでの体質も一回ご破算にして生まれ直し、ますます綺麗になってしまおう。
そういうことなのです。
もちろん、整体出産はお母さんのためだけではなく、赤ちゃんのためでもあります。
赤ちゃんの体も整い、丈夫な赤ちゃんになるように。
安心して生きて、可能性を発揮できる人生になるように。
そのための整体であり、さまざまなポイントがあるのです。
野口整体「整体出産」とは…一番のポイントは何?
では、一番のポイントは何なのでしょう?
野口晴哉先生は、このように書かれています。
「一番の急処は、分娩後、腸骨が左右同時に収縮する時にベッドから起こすこと。
(中略)その意味は母体の健康だけではない。胎児の健康問題も伴う。」(野口晴哉著「人間の探究」p200より)
整体出産の一番のポイントは、産後の起き上がりなのです。
後産が出終わったあと、8時間ごとに体温を測って、3回目に左右が揃ったときに一度起き上がってしばらく正座する。
そのあと再び横になって、翌日からは普通に生活して良い、というものです。
「出産が終えますと、骨盤が片方ずつ閉まっていきますが、この時期は寝ていないとスムーズに経過しない。
この片方ずつ閉まっている間に起きてしまうと、片方が閉まったままストップして体が太ってしまう。
自分だけ太ってお乳は濃くならない。」(野口晴哉著「育児の本」p53)
左右の骨盤が揃ったときに起きることで、出産が美容法になり、赤ちゃんの発育に応じてその時々必要な濃さのお乳も出るようになるのですね。
その骨盤の状態を、体温を測ることによって見極めるのです。
骨盤が片方ずつ閉まっているときは、左脇と右脇とで測った体温に差があります。
だから3回目に左右の体温が揃ったとき(つまり左右の骨盤が3回目に揃ったとき)に起き上がるといい、ということなのです。
(左右の体温が揃うかどうかを正確に測りたいので、産後の起き上がりに挑戦される方は、同じ温度の時に同じ数値を示す体温計をあらかじめ2本用意しておく必要があります。体温計は意外に個体差があって、同じものを測っても同じ温度にならないことも多いのですよ。)
野口整体「整体出産」とは…産後の起き上がりができない人はどうしたらいい?
産後の起き上がりのことをお話しすると、「そうは言ってもね……」というあなたのお声が聞こえてきそうです(笑)。
残念ながら、今はそれを実行するのは難しいことの方が多いのですよね。
では、産後の起き上がりが理想通りにできないから、整体出産はあきらめるしかないのでしょうか?
ご安心ください、そういうことではありません!
それは産後の起き上がりがきちんとできたら最高ですが、難しかった場合は、ご出産後、ご無理なくいらっしゃれる早めのタイミングで整体にいらしていただきたいのです。
(タイミングが合う場合は病院や助産院を退院されてその足でお越しになる方もあれば、野口先生が書かれている「3週間、6週間」などの時を選ばれる方もいらっしゃるし、1ヶ月後などの方も、もっと後になる方もいらっしゃいます。)
多くの場合、そのときご一緒に「産褥(さんじょく)体操」という体操をさせていただきます。
道場の床の間の段差の角に、骨盤(仙椎2番という場処ピンポイント)を当てて、足を上げようとする。その後しばらく正座する。というものです。(実際にやってみないと、イメージしづらいかもしれません。)
これをすることで骨盤調整になります。
(その時の足の角度など、あなたの状態に合わせて細かく調整したいので、可能であればぜひご一緒にやらせて頂きたいのです。
もちろん、その時のあなたのお体にこの体操が必要ない場合には、別のことをさせていただきます。)
それに、出産に至る道のりを整えていくことで、赤ちゃんとの絆は深まり、生まれてからの子育ても、お子さんの人生も、とてもスムーズになっていくのです。
詳しくお伝えしていきますね!
野口整体「整体出産」とは…赤ちゃんに気持ちを向けることが何より大切
では、妊娠中に大切なことは何なのでしょうか?
野口晴哉先生は、「整体操法による出産指導」は妊娠中に赤ちゃんの頭に愉気(ゆき)をすることに始まる、と説かれています。
愉気とは、気持ちを向けること。
(昭和30年代などの古い記録では「輸気」という漢字を使われていますが、同じことです。)
赤ちゃんに気持ちを向けるためには、赤ちゃんがいるところに手を当てるのがおすすめです。
赤ちゃんがまだ小さいうちは、赤ちゃんの全体が手のひらにすっぽりおさまりますから、赤ちゃんがいる場所全体に手を当てながら、赤ちゃんに気持ちを向けるようにしましょう。
まだ血管も神経もないうちから、すでに赤ちゃんは生きています。
生きているものは、気持ちを向けることで響きあいます。
しかも、お腹のなかの赤ちゃんは、私たちからは想像もできないスピードで育ちつつあるのですから、「お腹のなかにいるときに赤ちゃんに気持ちを向けるのが大切」というのも頷けるのではないでしょうか。
野口晴哉先生がもっとも大切にされていたのは、「生まれてから育てる」のではなく、妊娠中から「育てつつある自覚」を持つ、ということです。
もし赤ちゃんの気持ちになってみたら、お腹の中にいる時は物のように扱われ&生まれてきてから急に話しかけられるのと、お腹のなかで急激に育っている時から常に「一人の人」として気持ちを向けてもらうのと、どちらが育ちやすいか、お母さんに馴染みやすいか、一目瞭然ですよね。
もちろん、今この世に生きている多くの人は(私も含め)、精一杯育ててもらったとはいえ、そこまでのことは知られていない中で育ってきたと思います。
それに、人は亡くなる4日前までは「よりよくなろう」という力が働きます。
だから、お腹のなかにいるときにきっちり気持ちを向けてもらわなければ手遅れだ、ということではありません。
ただ、せっかくであれば一日でも早くしてあげられたらより良いと思います。
それくらい、お腹のなかの赤ちゃんに気持ちを向けるというのは大事なことなのです。
野口晴哉先生が「赤ちゃんの頭」に愉気をすると仰っているように、赤ちゃんが大きくなってきたら、頭があるところに手を当てるのがおすすめです。
なぜ、頭なのでしょうか?
それは、後頭部が、人間の生命力の源と言えるからです。
後頭部には「延髄(えんずい)」が入っています。
延髄には、呼吸をはじめ、心臓、嚥下、発汗など、生命維持にとってとても大切な中枢があります。
だから大人になってからでも、人間の一番大事なところを二つ挙げなさいと言われたら、それは「おへそ」と「後頭部」なのです。
後頭部に愉気してもらって育った赤ちゃんは、お乳を飲む力も強いし、丈夫で生命力にあふれ、輝かしいばかりの存在感があります。
野口整体「整体出産」とは…あだ名をつけて話しかける
「気持ちを向ける」ということの延長に、「言葉」があります。
目の前に誰か人がいて、その人を無視しようとするのでない場合には、自然にその人に気持ちが向いて、それから話しかけますよね。
赤ちゃんの場合も同じなのです。
お腹のなかの赤ちゃんも、5ヶ月くらいまでは言葉は分かりません。
でも、言葉をかけるときの「言葉以前の気」は響きます。
とくに、お風呂に入る前に「これからお風呂に入るよ」、外に出る前には「これからお散歩に行こうね」など、これからすることをあらかじめ赤ちゃんに話しかけるようにすることがおすすめです。
(あらかじめ教えてもらえたら、刺激にびっくりしすぎなくてすみますものね。)
そのほか、「あたたかいね」「気持ちがいいね」「花が咲いているね」など、いつもいろいろ話しかけてあげて下さい。絶え間ないくらいが理想です。
(でも、ご主人様の悪口などを赤ちゃんに話しかけるのはやめたほうがいいですね。笑)
赤ちゃんにあだ名をつけるのも、大切なポイント。
あだ名をつけて話しかけると、赤ちゃんも「自分に気持ちを向けてくれているな」と感じ取りやすいはず。
「赤ちゃん」などの一般的なものではなく、なにかピンとくるあだ名をつけてあげられるといいです。
あなたとご主人様で別々のあだ名になったり、その時々で違うあだ名にならないよう、ひとつのあだ名に統一して下さいね。
妊娠5ヶ月くらいになったら、赤ちゃんの頭に手を当てながら気持ちを向けていると、赤ちゃんが動きます。
そのときに話しかけたり質問すると、答えてくれることがありますよ。
赤ちゃんとコミュニケーションが取れると嬉しいですよね。
ぜひ試してみて下さいね。
野口整体「整体出産」とは…妊娠中に大切な「お散歩」のしかた
それから、妊娠中にぜひして頂きたいのは、お散歩をすること。
妊娠中の運動として「散歩」がいいというのは、いろいろなところで言われているようで、中には「一日に2時間以上は歩くと決めています」とおっしゃる妊婦さんもおられます。
ただ、頭で「こうするといい」というお散歩のしかたは、残念ながらお体に合っていないことがあります。
私たちがおすすめしたいお散歩のしかたは、あなたにとって一番ピッタリの歩幅とスピードで、気持ちよく歩くこと。
ほかの用事のついでではなく、重い荷物を持つこともなく、あなたと赤ちゃんと二人の時間を楽しみながら歩く。
ーーそんなふうに、赤ちゃんに気持ちを向けながら歩く時間を持てるといいですよね。
野口晴哉先生は、「散歩は毎日、一時間前後行うことが、母体の正常を保つためにも、胎児の発育刺戟のためにも重要なことである」(野口晴哉著「育児の本」p17)と書かれています。
野口整体「整体出産」とは…安心して過ごし、母体の要求に沿う
他にも色々なポイントがあるのですが、大切なのは、あなた自身が安心して過ごしていただくことです。
赤ちゃんは、誕生までに生命38億年の歴史をたどると言われていますね。その間、つねにお母さんと一体で過ごすわけです。
だから、わずかな時間でも心配したり、怒りにふるえていたとしたら、赤ちゃんにとっては何百年分、何千年分も心配や怒りのエネルギーとともに過ごすことになるわけです。
だから、妊娠中はできるだけ安心して、幸せでいることが大切。
そうはいっても、「ネガティブな感情を持ってはいけない」と思うと、ますます辛くなるのが人の常です。
ネガティブな感情を持ったときには、「そう感じているんだね」「そう感じていいんだよ」と自分の気持ちを受け止めてあげたほうが、結果として早く楽になれます。
ネガティブな感情になったときも、自分を責めないであげて下さいね。
そして、「育てつつある自覚」を持つと、赤ちゃんの要求を自分の要求として感じるようになります。
だから妊娠中は、お母さんが自分の要求に沿って過ごすことが大切。
食べるものも、眠る時間も、お母さんの要求に沿って頂けたらいいのです。
お酒やタバコだって、欲しいときには摂ったほうがよかったりします。
でも、避けていただいた方がいいこともあります。
まず、白砂糖はできるだけ避けていただくのがおすすめです。
(野口晴哉先生は、白砂糖を摂ることでカルシウムが排泄されてしまうためと仰っています。)
あと、野口晴哉先生の時代にはなかったことですが、食べ物の人工的な成分は、できるだけ避けていただくのがおすすめです。
それから、目や頭を使うことも、できるだけ避けていただきたいのです。
骨盤が緊張して、赤ちゃんの居心地が悪くなってしまいます。
「目や頭を使わない」ということは現代の生活ではとても難しいことではあるのですが、これは本当に大切なポイントなのです。
それでも目や頭を使わざるを得ない場合の「ゆるめかた」は、整体をお受けになる時にお伝えできますので、ぜひお声をかけてくださいね。
(コンタクトのかたは、ぜひ眼鏡に変えられることをおすすめします。)
そして、要求を自然にするためにも、あなたの体調や気分を良くするためにも、赤ちゃんとの交流を良くするためにも、「自動運動(活元運動)」はぜひ知っていただきたい!
自動運動(活元運動)は、無意識的な体の要求にまかせる運動法です。
これも、整体をお受けになるときにお伝えさせて頂きます。
もし私たちがお伝えし忘れている場合があったら、ご遠慮なくお声をかけてくださいね。
野口整体「整体出産」とは…つわり、逆子は必要ない?!
妊娠に「つわり」はつきものだと思っていませんか?
野口整体の整体出産を目指す方は、つわりが無いことがとても多いです。
野口晴哉先生は「つわりは要りませんよ」と仰っています。
腰のつけね(腰椎5番という骨)が整っていれば、つわりになる必要がないのです。
とくに、自動運動(活元運動)をしている方には、つわりはありません。
逆子も腰の骨が整っていないときだけ起こります。
(専門的にな言葉でいえば、腰椎3番がねじれていて、腰椎2番が左に行っているときだけ逆子になれます。)
お母さんのお腹が赤ちゃんにとって居心地がよくないから、赤ちゃんが健気に少しでも居心地よい姿勢を探そうとして、逆さまになってしまっているのですね。
だから、赤ちゃんを外から回そうとしなくても、お母さんの体を整えて「逆さまだよ」と言葉をかけてあげれば、戻ることが多いのです。
そうしたことを、野口晴哉先生は、たくさんの妊婦さんや赤ちゃんを実際に観察し、ご自身の指で確かめて発見されていったのです。
野口晴哉先生にかかれば、「出産の時に痛むというのは迷信にすぎない」ということになります。
子宮にはもともと痛みを感じる神経がないのだから、収縮を痛みと勘違いしているだけだ、あまりにも「出産は痛いもの」と言われすぎて暗示が入ってしまっているのだ、とおっしゃるのです。
実際その指導を受けて、まったく痛みなく出産されたかたも、無数にいらっしゃいます。
(もちろん麻酔なしでですよ!)
人間の体の可能性って、すごいものですよね。
誰しも、「いい悪い」ではなく、現時点でのベストの姿として今がある。
つわりがあっても逆子であっても、それは生命が健気に精一杯よくやっている姿。私たちはそう考えています。
そのうえで、「これから」はもっと楽に、よりよくなっていっていい。
そう捉えると、ちょっとわくわくしてきませんか?
野口整体「整体出産」とは…出産、そしてその後のこと
出産のときのことにも、少し触れておきますね。
まずは、生まれるのを今か今かと待たないこと。
張り詰めて待っているほどお産は重くなりがち。
内緒で産まなくてはいけないような時の方が、軽く済みやすいのです。
お産のときは、部屋を薄暗くして、その時々のあなたが楽な姿勢で産めたら理想ではあります。
産むときに肛門を押さえてもらうと、スムーズにいきやすいです。
生まれたあと、すぐにはへその緒を切らずに1時間くらいはおくようにすると、赤ちゃんが安心して空気に馴染むことができます。
(拍動が止まってから20分とも言われています。)
体脂もすぐには洗い流さないほうが、丈夫に育ちます。
産湯の温度も、熱いと赤ちゃんがびっくりしてしまいますから、赤ちゃんの心地よい温度で、やさしく入れてあげられたらいいですよね。
生まれたあとは、赤ちゃんの胎便(カニババ)を出しきらせてあげることが、将来の健康を左右します。
そのためには、何かを飲ませる前に、肝臓にしっかり愉気してあげるといいのです。
体内に細菌がいないとメレナといって出血が止まらなくなってしまうので、レモンを1滴しぼったお水をあげるということも言われています。
そして、妊娠中に次いで、産後13ヶ月間(男の子の場合は15ヶ月間)が、一生の土台を育てるポイントになります。
この期間中はしっかりと保護して、できるだけ刺激を調整し、後頭部とおへそに愉気をし、母乳と母乳に近い(動物性の)ものを与え、栄養を満ちさせることが大切になります。
この時期に栄養が満ちていると、その後、余計なものを欲しなくなります。
栄養が満ちているかどうかは、内股の張りで確認することができます。
こうしたことがどこまで実践できるかは別としても、「そういうふうにして何万人も元気に生まれ育っているんだ」と知っておくのも意味のあることではないでしょうか。
野口整体「整体出産」とは…妊娠中の整体の活用
はじめにお伝えさせて頂いたように、整体出産は「整体操法による出産指導」なので、整体をお受けになりながらよりよい出産をしていきましょう、と理解できます。
では、妊娠中の整体はどんな感じなのでしょうか?
野口整体では、まず背骨を中心にお体を観察します。
そして、お体が欲するところに気持ちを向けて、手を当てていきます。
妊娠中は本能の力が最大限に働いていますから、普段にまして体が整う方向に向かっているもの。
ホワッと触れているだけで整うことも多いのです。
(昔の整体指導者は、妊婦さんのご予約があると「この時間は休憩できる」と思った、というエピソードもあるほど。
ただ、今は目や頭の使いすぎで不整体の妊婦さんも増えていますから、その限りではありません。)
触れられている手の温かさを気持ちよさを感じているうちに、おのずとお体が整体(整った体の状態)に戻っていきます。
必要なところにお体が欲する触れかたをすることで、その時抱えている症状も手放しやすくなっていきます。
本能がより開花しますから、赤ちゃんに気持ちを向けやすくなったり、自然に一番いい方向に向かいやすくなります。
もちろん、あなたが何をどんなふうにやっていったらいいか、個別にご相談いただくこともできますし、必要に応じて体や心の使いかたのアドヴァイスもさせていただきます。
可能であれば、月に一度くらいは整体をお受けいただくのがおすすめです。
一番の理想としては、妊娠前から整体をお受けいただくのがおすすめ。
受胎時のDNAを整えることになりますし、あらかじめ体や心との付き合いかたを身につけておいていただくことで、妊娠されてからも幸せな感覚を持ちやすくなります。
そうすると、赤ちゃんもより幸せになりやすいとは思います。
繰り返しになりますが、手遅れということはないので、知ったときにできることから取り入れていただけたらと思います。
野口整体「整体出産」とは…あなたの可能性、どう生かしますか?
さて、ここまでお読みくださって、野口整体の「整体出産」なんだか大変そう……と思われましたか?
大丈夫!
完璧にやろうとしなくても、できるところからでいいのです。
妊娠中のお母さんの一番の仕事は、ご自身ができるだけ幸せでいること。
お母さんが頑張りすぎて辛くなってしまうようなら、かえって赤ちゃんにも良くありませんよね。
ただ、知っているのと知らないのでは、産後のお体もまったく違います。
できることから取り入れていただくことで、赤ちゃんの一生の土台が大きく変わってくることを、私たちはずっと見てきました。
野口整体の整体出産を、あなたに合った形で目指していかれるために、私たちがサポートさせていただきます。
整体をお受けになるときにご相談も承りますので、どうぞご安心ください。
妊娠〜出産は、女性の生命力が最大に発揮されるとき。
あなたが今まで思っていたのとは違う「生命の可能性」の扉を開くことができたら素敵ですよね。
あなたがこのタイミングをどのように生かせるのか、ちょっと楽しみになってきませんか?
今回のご出産に際してあなたと赤ちゃんにとって何がベストなのかは、きっと赤ちゃんが知っているはず。
赤ちゃんとよりよいコミュニケーションをとりながら、一番よい流れでご出産に向かわれることを、心から応援しています!
野口整体「整体出産」ご予約・お問い合わせ
当会代表の長谷川淨潤(じょうじゅん)は、長年野口整体を研鑽し、整体出産のための整体をのべ数千回以上行ってまいりました。
今生きている人の中で、長谷川以上に野口整体や整体出産について深く学び、妊婦さんを数多く指導してきた人はそうはいないでしょうし、敷居低く直接整体を受けられる機会となると、たぶん他にはないのではないかと思います。
*長谷川淨潤(じょうじゅん)はこんな人です。
東京道場、横浜道場、関西で整体出産(および他の目的)のための整体をお受けになるための
ご予約やお問い合わせは、すべて事務局へのお電話で承っております。
★ご予約&お問い合わせ
氣道協会 事務局 045-261-3300(火曜日〜日曜日 11時~17時半)
*月曜日と毎月29日以降はお休みです。土曜日を中心に、留守番電話対応の時間もあります。
*埼玉支部(整体 ゆら)でのご予約とお問い合わせは、直接埼玉支部で承っております。
(TEL:080-3391-7707 E-mail:yula8heart@gmail.com )
事務局には、いつでもご都合のよろしい時にお電話をいただけたらと思うのですが、
とくに火・木・金・日曜日は、元保育士で33年以上多くの妊婦さんを見守り、
自身も野口整体を源流とした整体を行なっている、事務局長の今野(いまの・女性)もおります。
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。
氣道協会事務局(横浜道場)
045-261-3300
(火曜日〜日曜日 11時~17時半)
そして、まずはあなたのお体がどれくらい整っているかを
かんたんに把握していただける「診断」があります。
題して、「あなたの体の整い度チェック!」。
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