お盆休み 今日は朝から幹線道路が大渋滞の様で御予約の方はは少しずつ遅れ ゆっくりお出で頂こうと連絡をしたのですが皆様それ以上にゆっくりと

 

新千里からお越しの方は1時間では着かなかったとのこと 暑い中有難う御座いました

 

このところの暑さは少し異常な感じがしますが 私にとっては世間のお店や建物のエアコンの寒さが何か罰ゲームのような印象すらあります

 

7月31日に上梓した 「鳥の鳴き声 蝉の声」 「暑い朝に」 の記事に書いた風の害の第3弾

 

身体の一部位に受ける風の害

 

梅雨が明けてからのことです 急に肩が上がらない 首を寝違えた 腕が痛くて動かせないと連絡が入ります お電話の様子からまたこの季節が来たと感じます

 

犯人は風 夏の風物詩 エアコン 扇風機 窓の開放などの冷気や冷風も共犯です

 

ここ数年夜間のヒートアイランド現象で 気温が下がらず扇風機やエアコンを一晩中通してつけている人が多いようです もちろん医学会 厚生労働省等の見解でメディアも異口同音に同じ見解を出しています

 

健康に過ごすためには室温を一定に保つことは大切ですが 問題はここでも「風」なのです

 

室温は一定で問題が無くても 屋外の仕事で日焼けをしている人や屋内の強い冷房の中で一日過ごし鈍った身体の人は室温の変化をあまり感じない傾向があります

 

そういう人の特徴は強い風(冷気も含めて)を直接身体にあて その刺激を涼しいと感じる傾向があります 

 

部分的な冷えと疲労が重なった症状で典型的なものは ぎっくり腰と坐骨神経痛です 

 

どちらも疲労が蓄積し 筋肉や椎骨の可動性が悪くなっているときに冷やしてしまうことで痛みが出ます この対処方法は後日腰痛のテーマで書かせていただきます

 

腕 肩 首についても原因は同じなのですが 夏に急に来る場合 夜間就寝時にエアコンの風を自身の身体に当てたり 扇風機の風が直接身体に当たるような場所に設置することで動かない痛いなどという事になります

 

長い時間風に当たり身体の一部の関節と筋が冷え 血行不良を起こして 痛いや動かないという症状になります

 

整体操法は 胸椎10番3側 胸椎5番2側3側 胸椎4番2側3側 胸椎1番2番3番の内側(ないそく)と下頸の確認をします

 

前腕 上腕  肩の場合は手首を緩め腕の疲労調整点を確認し 動きの悪いところをよく輸気をして緩めます

 

この場合に手首の調整はコンコンコンというリズミカルに行うと痛みが増しますので 手首調整の型を作り そこで動かさずに輸気をして下さい(これはリウマチの操法と同じです)関節に動きが出たら少し引き延ばすようにして肘に移ります

 

冷えて固まった関節は痛いだけでなく振り回すと関節自体を壊しかねないので注意して下さい

 

次は各関節部分の調整ですが しっかり型を取り輸気をすることで血行が戻り大抵の場合1回の操法で楽になります

 

首が回らない場合は腕 肩を観察し動きを確認したうえで 仰臥位で頸椎7番2側3側 頸椎6番2側4側 そして頸椎2番の確認も忘れずに行ってください 

 

首は過敏が残りやすいので特に術者が指先に力を入れると余計に症状が増しますのでご注意ください

 

整体を受けられない環境にある場合は 蒸しタオルを使って関節や首筋上腕の筋をほぐす方法有効です 

 

湿布や液体のサロメチールのようなものは害があって症状が改善することはありませんのでおやめください

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この一両日蝉の数が減ったような感じがしていますお盆休みのせいかな

 

声は聞こえませんが今朝久しぶりに鶯の姿を見ました

 

仕事柄日中家にいることが多く近くの自然は向かいのお屋敷に来る蝉や鶯 それでも少しずつ季節の変化は感じられるものです

 

前回メニエールについて書いたところ 眩暈についてお尋ねがあったので少し書かせていただきます

 

眩暈に共通するのは季節の替わり目や 雨が続いたり台風の接近など低気圧の変化する時にが出るようです

 

眩暈にも種類があり以下が全てではありませんが 私の所で対処することの多い事例の説明をします

 

.突然周囲がぐるぐる回り吐き気や嘔吐 耳鳴りや難聴がある

 

これはメニエール症候群の症状で前回の「突然に回ってる」に詳しく書いてありますのでそちらの記事をお読みください

 

眩暈

.・頭を動かしたときやある角度に頭を向けると 強く回る揺れるなどの症状が出て吐き気や嘔吐を伴うこともある

2 3分続くこともある ただメニエールのように耳鳴りや難聴は伴わないもの

 

これは「両性発作性頭位眩暈症」といい原因は「耳石」です 症状は強く繰り返すので大変ですが身体に影響は

 

少なく一定の時間がたてば落ち着きますそれまでは冷静にいることが大切です

  

突発性で強い発作なので不安ですが 内耳の耳石器というところから炭酸カルシムの欠片(耳石)が内耳のリンパ液の流れを感知する神経に張り付き一定角度をとったとき重力の影響でおこります 

 

女性に多く発症するようです特に 治療方法はなく一定の時間が過ぎると落ち着きます

  

耳石の剥離欠落は身体に自然吸収されるので メニエールのように難聴や耳鳴りなど 耳の機能に影響の残ることはありません

 

整体の対応は頭部自律神経調整点(頭部第2)輸気し 頸椎6番の1・2側  頸椎4番を調整し眩暈の症状が出ているときは頸椎2番の輸気をすることが大切です 胸椎10番3側の輸気も有効です 

 

眼の飛蚊症と同じで整体によって症状は和らぎますが ある程度時間が過ぎると症状は無くなります

 

・頭痛のひどい痛みとともに何となく揺れるような感じがする眩暈

 

頸椎2番の動きが悪くなり詰まって頭痛が起ります 頸椎2番は眼にも関係し この場所が固くなると頭部の血流が悪くなります 

 

原因は眼の疲労にあることが多いのですが上る側 左側が固くなると上る血液が不足し脳貧血のようになり眩暈を感じます

 

右側が固くなると脳から下がる血液が降りなくなり脳内の圧が高まりうっ血し目が眩んだようになります

 

操法は下がっている側の後頭骨を挙げ 頸椎2番の2側と3側をよく輸気をして胸椎1番2番3番を緩めます

 

頭痛を感じているので胸椎10番3側も忘れずに頭部に触れているので下頸は必ず確認してください 

 

下がっている側の下頸に動きの悪さがあるので丁寧に輸気してください

 

・急な動きをしたり立ち上がった時にくらくらし 首から頭に風が抜けるような感じがする立ち眩み

 

疲れがたまったり 今年のように毎日が暑くて動けないと骨盤が開き 開きすぎてしまうことがあります

 

骨盤の開きが大きくなると締まる力が無くなり 心臓や肺の収縮する力も低下します 

 

この場合は心臓の締まる力が落ちることで十分な血液が脳に達しないという事になります

 

立ち眩みが夏場に多いのはこういう理由になります

 

整体ではまず左腰を締めます そして仙椎3番左を確認し捻れていれば先に仙椎孔を開き後外側から締めておきます

 

仙椎の動きが出たら 腰椎4番 胸椎12番 胸椎4番の左3側を締めておきます

 

頸椎の3番と2番の2・3側を確認し動きの悪いところを調整し 頭部第4の左の輸気をします

 

頭部を整体した後は頭に過敏が残りやすいので必ず最後に下頸を調整します

 

眩暈を感じる身体の状態は実際結構多くみられます

 

必ずしも眩暈がある場合ばかりではないのですが 今回はいわゆるめまいと感じるものだけを紹介しておきます

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メニエール病

 

突然に天井が大きく回る感じ 眩暈がする 動くと吐き気がする 耳鳴りがひどくなり難聴が出た整体の仕事をしているとよくうかがう不調です

 

全ての症状が一度に出ている場合は少ないのですが 個別にはよく対面する症状です

 

医師に掛かりメニエール病と診断される方は案外多いようです 

 

病院ではメニエールは 内耳に存在している液体の量が増加し圧迫することで 回転性の眩暈が突然起こり 吐き気や嘔吐 圧迫感のある耳の不快感や難聴をおこすと言われます

 

内耳に異常を起こすのはストレスや生活習慣といわれますが 正式には原因不明の症状です

 

内耳の異常が起るのは何故

 

二宮先生は手をよく使いう人の腕の疲労が頸椎6番に影響しこれが内耳に反射しメニエールの症状を起こすと説明されています 

 

ほとんどの場合症状は左に出ますが まれに右に出ることもあり右に出るのは一過性なので回復も早いとのことです

 

肝心なのは頸椎6番の2側3側ですが

 

身体を使い過ぎ 緊張させ作り出した症状なので緊張を取るため胸椎8番左2側押圧します 

 

次に腰椎4番左2側の硬直を緩め 仙椎3番仙椎孔左を押さえて縮んだ骨盤を緩めます

 

肘の調整を行い腕の疲労を取ります 

肘の内側中央を垂直に押圧し硬直を捉え指の角度を変え上腕部の方に向けて引き延ばすようにします

 

硬直が緩んだら角度を変え前腕部の方向に引き延ばします最後に真ん中を真下の方向押圧して下さい

 

これが大切

頸椎6番は異常を起こした側に硬直やずれが出ています ずれている側には強い緊張があるのでその部分を輸気します

 

通常は被術者に座ってもらい首を前にいっぱいに倒します 

 

術者は後ろに膝立ちで両手を広げ2指から5指で顎を支え 左右の親指を頸椎6番の2側か3側の緊張の強いところにあてます

 

左右の緊張の強い側に 親指をピタという感じであて硬直の強い方向を感じます

 

しばらくその姿勢を保っていると硬直が少しづつ緩んできます 

 

この場合時には5分から10分掛かることもありますが 輸気なのでここで指の力を込めたり押し込んだりしてはいけません

 

筋肉が少し緩み始めたら緊張の無いほうの手で首を押し 硬直を捉えている指にあたるようにおさえます

 

その動きの中で首を真直ぐ 元の位置に戻しながら 硬直のある側の親指につたわる 緊張を感じ 緊張が一番強くなった時点で丹田から息を抜き手の力を緩めてます そしてこれを2回か3回繰り返します

 

うまく行うと1日の操法で 通常でも数回で症状は無くなくなります

 

操法を文章で説明するのは難しいのですが 手指は力を入れて押すのではなく 感じながらあてるという感覚を覚えて頂くと受け手(被術者)に負担が無く効果が出ます

 

繰り返しますが 手をよく使い腕肩に疲労の強いひとは 疲労の解消をしておかないとせっかく 症状が無くなっても再発しやすいので身体のメンテナンスは怠らないで下さい

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暑いと汗をかきます

 

さんまの開き干しのような私でも汗をかきます

 

汗をかくことの最大の目的は体温を下げることで脳を守ることです

 

子供や若い人は下半身やお腹 上半身と身体全体に汗をかきますが年齢が上がるとともに汗をかく部位が上に上がり私たちの年齢になると 鳩尾から上あたりが中心となります

 

先に書いたように発汗の目的は脳のオーバーヒートを避けるためなので 加齢で体力が落ちても首筋や顔など脳の周りの発汗は最後まで保とうとするのです

 

最近汗を嫌う人が多 くすぐに強い冷気に当たり汗を止めようとします

 

身体にとって大切なのは吸収することより排泄することです

 

そう 汗をかくことのもう一つの大切な目的は排泄です

 

同じ水分の形で体外に排出されるものでも 尿から排泄するものがありますが 汗でしか排泄出来ないものもあるのです

 

汗の内攻(ないこう)

 

見慣れない聞きなれない言葉だと思います 私は整体を学び始めて知りました

 

整体の世界では常識なのですが 本来は排泄させる汗が体外に排出されずに身体に戻ってしまうことがあります 

 

汗には色々な排泄すべき老廃物が多く含まれ 再び体内に戻ることで身体に悪影響を及ぼします つまり汗が身体の内側を攻撃することです

 

出るべき汗が体内に還流する要因には強い冷気が挙げられます 

 

通常の風だけでも起こりえますが強い冷風が身体にあたると 出ようとした汗が行き先を見失って彷徨うことになります 

 

ほとんどの場合は腸に行き軟便や下痢になりますが

 

体調や体癖(二宮整体では体質)により戻ってきた汗が腸ではなく胃に入り胃酸に変化する場合があります

 

以前 「暑い朝に」 という題目の際に「夏は背中に風を受けてはいけない」という事を書きました

 

その中では説明を省きましたが 身体は冷やす汗の内攻で時には喉や気管支 人によっては胃や腸など影響する所が変わります 

 

影響の出るところは椎骨と体癖の関係で異なってきます 体癖については別の機会に紹介させて頂きます

 

汗が変化した余分な胃酸は胃の不快感 胸やけ逆流性食道炎の原因にもなります 夏場にあまり身体を動かさず何となく口さみしくついお菓子などとつまんでしまう場合や 胃が重いけれど何か食べると少し楽になるというのは典型的な胃酸過多です

 

これを解消するための一番の方法は汗を出し切ることなのですお風呂や運動もよいのですが

 

整体では足湯(そくとう)をお勧めします

 

整体関連の記事や文章を検索するとどこかで出てくる調整法 健康法です 

 

かかる時間は6分間で準備片付けも含め15分もあれば十分終わります

 

早めに対処しておけばいいのですが 汗の内攻は繰り返したり 胃酸過多を放置すると目のカスミやドライアイ 急な視力低下 首や肩のこり痛み 頭痛や眩暈 浮腫みのほか 脳梗塞の原因になるとも言われています 

 

どの症状も少し後になって出てくるので原因が分からず薬に頼ると身体に余計な負担をかけトラブルになります

 

出ようとするものは止めないで 汗は不快でも出し切ってよく拭き取って下さい 

 

夏の汗が秋冬の健康を作ります 

 

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相変らず暑いのです 

 

私が頑張って言う事でもありませんが暑いです

 

とはいえ昨日今日は少し湿度が下がり風が軽くなっています

 

久しぶりに今朝は過ごしやすく落ち着いた朝を過ごしています 

 

湿度ばかりではなく向かいのお屋敷の蝉の声今日は随分と控えめでテレビの音声がよく聞こえました

 

家人に告げると「日曜日だからね」とのこと

 

「…………」 突っ込みようもなく会話は流れていきました

 

夏は眠くなります 

 

骨盤が開いてくるせいなのですが何故開くかというと

 ・季節から言えば夏は後頭骨 肩甲骨 骨盤 もっとも開く時期だから

 ・生活面では暑くて外出や運動が極端に減る

 ・暑いと冷たい飲み物(ジューススポーツドリンク)や冷たいお菓子(アイスクリームや氷菓)

 ・動くのが面倒で時間つぶしに何かを食べる

 横着な生活をすると骨盤は開いてきます

 

二宮先生は食べずに動いていれば骨盤は締まってくると口癖のようにおっしゃっていました

 

骨盤の働きは後日左右の骨盤の回に説明する積りです

 

今の時期は直ぐ眠くなる割にはよく寝られないという人が多くなる季節でもあります

 

熱帯夜 汗をかき不快になる エアコンのタイマーが切れると目が覚めるなど理由はいろいろ

 

ですが本当のところは身体が眠りにくい状態になていることです

 

二宮整体では健康な体を維持して行くためには良質の睡眠は不可欠なもので優先順位は食事よりも上位に来ると考えています

 

どういう身体の状態だと熟睡が出来なくなるかというとまず鳩尾(みぞおち)です

 

鳩尾が緊張していると頭部や首そしてアキレス腱の緊張も強くなりやすく交感神経と関係があります

 

どれもが眠りの急所となるのですが肝心なのは 鳩尾アキレス 腱頭部第2(頭部自律神経調整点)を調整することです

 

鳩尾の調整はまず被術者に仰臥位(上向きに寝て頂き)左掌を頸椎7番にあて右手を鳩尾にあてます 

 

呼吸に合わせ指先が鳩尾になじんでゆく感じが出るまで呼吸に合わせ鳩尾を感じてゆきます 指に圧を感じなくなればそれで終わりです

 

次にアキレス腱の調整ですが左右硬く感じる方の輸気をします 

 

足の外側からアキレス腱を支え もう一方の手で土踏まずのから母指球を包むように持ちそのまま輸気をします 

 

アキレス腱が緩んできたら足首を大きく回してください

 

最後に頭部自律神経調整点ところでは頭部の第2と呼ばれるところです 場所は両目の中心から頭部に上がったラインと両耳から頭部に上がったラインの交点で頭蓋骨に溝のようなへこみがうっすら感じられます

 

左右の盛り上がって硬くなっている部分を ゆっくり親指で輸気をします

 

この3点を力を入れず丁寧に輸気をすると交感神経の緊張が減少し驚くほど快適な睡眠を得られます 一度お試しあれ

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整体から見た身体

 

良い身体というと一般的には 骨格が張り出し筋肉が厚く左右が対称になったギリシャ彫刻のような身体を想像するでしょう

 

手技療法の世界でも 多くの術者が身体の線の沿って背骨を真直ぐにし 左右をきれいな対称に揃えようとしています これは身体というものを形のみで捉えている結果です

 

身体は日常の生活で使い動くことが その役割でどれくらい滑らかに柔軟に 時には勢いをもって動作行動できるかが健康の指標となります

 

整体では背骨(椎骨)は弾力を保ち 左の骨盤は締まっている 右の骨盤は左の骨盤より高い位置にあることが身体の基本的な状態であると考えています

 

左右対称に揃えることは きれいには見えますが内部の構成を考えると無理があります

 

体構造の面からみると心臓はや胃は左側に 肝臓は右側に

左右ある肺は右側が大きく3個の区画に左側はやや小さめで2個の区画にわかれています  

大腸は右から左向かって動き左に行きついて排泄されます

 

身体の部位を見るといくらでもあるのですが 身体の内部がこのように違うと当然ながら動作や運動についても左右が異なっていること分って頂けると思います

 

日本では特に右利きが多いのは 左利きの人を幼少期から矯正することが多いのですしかし洋の東西を問わず右利きの人口は左利きの人数を圧倒的に上回ってます

 

身体は本来右利きで 動作運動は右から行い動きを軸となって支えるのは左です

 

運動競技を見ても分かります 陸上競技やスピードスケートは左回り(反時計回)に回ります

 

フィギアスケートなどの練習風景を見ても先に飛び出す選手のほとんどは右から左に回る位置を確保しています

 

トラック競技で右回り(時計回り)に回ると 同じ選手でもタイムが遅くなり身体の疲労度も増すそうです 

 

少し古いアメリカの調査(20年くらい前の調査資料です)では左利きの人は右利きの人に比べて約7歳平均寿命が短いという結果があるそうです 

 

実際には寿命や健康年齢は各個人に当てはめることは出来ないので個人の寿命は測れません

 

整体では左を軸にして使う動作運動は身体の働きを円滑にし身体の内外や全体のバランスを整えることが出来ます

 

このことをよく理解し身体がうまく働くように調整してゆくと身体は本来の力を取り戻し自己回復する機能や自己の治癒力が健全に働くようになります

 

健康の度合いはどれくらいしっかりと背骨を支えてくれるか その基礎 土台の土台となるのは右骨盤と左骨盤の安定です

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リウマチについて

 

ブログを始めたことで知人から連絡をもらい 久しぶりに話しているうち操法の話になる

 

二宮先生の本にあるリウマチの操法が良く分からない というので少し説明をした

 

その方は先生の本には胸椎2番が中心で私の説明と手順が違うと言う

 

変だなと思い読み返してみると先生が強調されている調整点が本には書かれていない

 

 

二宮先生のリウマチ操法

 

今回は「超整体健康法」に書かれている調整点ではなく芦屋と広島の整体セミナーで二宮先生が講義をされた最終的にリウマチの方に対して行っていた操法の内容をお伝えします

 

リウマチ膠原病と同じく自己免疫疾患(免疫に異常を起こすことで起こる病気)と言われています

 

胸椎7番は脾臓に関係する椎骨で脾臓はリンパ球を教育する器官です

 

この胸椎7番1側が緊張すると 脾臓に間違ったデータを送りリンパ球は間違ったところ (臓器の一部や関節の接合部などの)を外部から来た異物ととらえ攻撃します

 

操法の要は胸椎7番の左一側です

 

まず胸椎7番左1側を丁寧に輸気をして外に弾きます この時7番1側の右は関係ありません

 

次に腰椎3番の1側の左右を輸気をして弾き 続いて同3側も調整します

 

そのあとは尾骨を輸気をするのですが尾骨の左右両側を確認し異常感がある側を輸気します

 

ここまでが膝や腰など下半身などに来るリウマチの場合です

 

関節リウマチは指や肩にある場合が多く

 

上半身のリウマチは頸椎6番 (頸椎は5番と6番の間の6番です)1側の固い部分を弾きます

 

その後前腕の親指側の内肘から手首までを確認し 硬く弾力のないところを緩めます

 

上腕の肩の中心部分(40肩の調整に使うところ)も緩めておきます

 

胸椎2番3側を丁寧に押圧します

 

骨盤は右骨盤を上げて 必ず胸椎10番3側の輸気をしておきます

 

リウマチは気圧や気温 湿度の変化に影響を受けやすく 季節の変わり目や台風などの気圧の極端な変化があるとき 湿度の高い時期に痛みが出やすいことも理解しておいて下さい

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足の裏

 

足の裏について

 

整体をしていると足の裏や踵が痛くて困るという人が意外と多いことに気付きます

 

ところがほとんどの方が何処に行っても これといった治療法が無く 機能回復や痛みの緩和も感じられずよく分からない説明を聞き 薬と器具を渡され帰ってきます 

 

「足底筋膜炎」という病名はご存じですか 

 

踵から足裏 踏まずにかけて歩きだしの時や強く踏むと痛くなり 時には長い距離を歩けなくなります 症状が進むと踵をつくことが出来ず爪先だけをつけて踵を上げて歩くそうです

 

医療機関での治療法はインソールやテーピング 温熱療法ストレッチ 重度の場合はステロイドという流れになり最終手段は手術が勧められます

 

数年前私の整体に紹介で来られた50代女性 この方が足底筋膜炎と診断されていました

 

病院では手術を勧められているという事でしたが 周りの方から駄目で元々 兎に角見てもらえということお出で下さいました

 

テニスが好きで週に4~5日はコートに出ていたとのことですが 本当に足に触れるだけで痛そうに身を捩る様子によくこの足でテニスが出来ていると感心しました

 

ご本人は 両足ともに痛くて特に右足は普段でも踵がつけない状態だということで 色々なところに治療に行ったのですが 中々症状が改善せず 私のところで変化がなければなら手術を考えるつもりだったそうです

 

藁をも掴む思いだったのでしょうが また頼りない藁をつかんだなというのは私の感想です

 

状態を見せて頂くと 

両足首には酷い捻挫のあとがありました

アキレス腱は弾力がなく随分硬くなっていました

踵の数か所に硬く尖ったような 硬結と呼ぶには大きい異物が皮膚の下に感じられました

 

硬結のようなものの様子を確認すると気の流れはアキレス腱から足裏に向かっているようなので この流れを追うために操法を組み立て整体を始めました

 

まず左骨盤を締めた後 足首をゆっくり丁寧に整えるとアキレス腱に弾力が戻って来ました

 

するとアキレス腱の中に大きな固いゴムのような塊を感じ その塊を境にアキレス腱が 曲がり捻じれていたのでこの塊に 私の手の3指を当て支えゆっくり足首を回していると塊は緩み大腿部から下腿部の緊張が抜けました

 

アキレス腱の弾力が回復した後の踵には 触れると指に痛みを感じるほどの冷たさと硬さをがありました

 

そこで足首を支える手の3指で硬結を捉え輸気をし 足底の動きの悪い部分の輸気を足首を支えている 逆側の手に変え輸気をすることで変化を見ました

 

お帰りの際には何年振りかで足の裏が地面について歩いている実感が感じられると喜ばれました

 

翌月の個人指導に来られた時はひどく足を引きずっていたので尋ねると前月の個人指導の翌週にテニスの試合があり準決勝まで勝ち進み一日で8試合したそうです

 

楽にはなっても調整で整っただけなので完治した訳ではない 無理をしないようにお願いしたでしょうと言うと ダブルスでペアの先輩と一緒だしこんなに勝った経験がなかったので調子に乗ってしまったとのことでした

 

記事の最初にも書きましたが足裏には色々な形の痛みが現れます 私がよく出会うだけでも4種類 レアなものやしびれ 感覚が無いなどを入れると対処や操法は8種類くらいになります

 

前回へバーデン結節の時にも書きましたが 手足の末端には細かく色々な腱や靭帯が配置されています 

 

その中に異常感のある硬結を見つけることはある程度慣れるとそう難しいことではありません 興味があれば実際に体験して下さい 

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指のはなし

 

整体を仕事にしていて感じるのは多くの人が悩んでいる 手先足先の痛みや不調についてはあまり対応していないことです 

 

会員の方からも他の病院や整骨院で指や足の裏に痛みを伝えても 何もしてもらえなかったというご意見もいただいています

 

今回のへバーデン結節に効果のある操法は手の3指4指に重度の関節炎をおこし片手が使いにくくなり不自由を感じた方の整体をしたときに気付き何度か改良した方法です

 

「へバーデン結節」 あまり耳馴染みのない言葉だと思います

 

手の指 第1関節が曲がり指爪のすぐ下関節の左右に水疱や結節(瘤)様のものが出来ます 

 

関節が溶け変形が進むにつれて疼いたり痛みが出て長期間苦しむ状態が続きます

 

医学では原因不明とされ通常は安静にしてテーピングをしなるべく負担をかけない 重度の場合はステロイド注射が治療の方法だそうです 

 

以前二宮先生に伺うと「これは交感神経の緊張の強い人がなる」とのことでした

 

関節の変形といっても 指の第2関節に変形の出る 関節リウマチとは異なるものでへバーデ ン結節の出る方はリウマチにはならないそうです

 

3年位前からこのへバーデン結節が方を見てきましたが体癖(二宮整体では体質)に3種がある方に発症が多いようです

 

実際の操法はまず痛みのある指の第1第2関節の状態 変形の度合いや方向そして程度を確認します

 

症状のある関節に繋がる手の甲をよく触診し 指の腱の上ある硬結を見出します

 

第1関節と第2関節に関係する硬結はそれぞれ少し違った場所に出ているので2か所の確認が出来たら左手で硬結を捉え右手の指で柔らかく関節を挟み同時に輸気をします 

 

順番は第2関節とそれにかかわる硬結から始め第2関節が緩んでl来たら次に同様の手順で第1関節の輸気をしますその後関節の腹側の腱を丁寧に緩めて下さい


硬結が緩んでくると関節に動きが出て痛みも和らぎます

 

手の甲の硬結は慣れないと分かりにくいのですが右手で関節を挟み甲のところを調べてゆくと気が通ることで硬結の確認が出来ます

 

硬結は腱の真上ではなく関節の変形の方向や度合いによって大きさや角度が異なります 

 

手の感覚(合掌行基は大切です)に頼るしかないのですが輸気する指の関節から気を通しておくと目指す硬結に感応し見つけやすくなります

 

変形や結節が完全に取れるにはある程度の時間は掛かります 

 

指は複雑でデリケートなところなので焦って力を入れると壊わすことがあります 指の変化を感じながらゆっくり輸気をして下さい 

 

うまくいけば一回の操法でも指の痛みが減じ関節の動きは出てきます

 

回数を重ね状態が良くなると 赤黒く変色していた指全体の色が通常の肌色に戻ってきます

 

水疱の後や結節はとれるまで時間は掛かりますが じっくりお付き合いいただければ変化が楽しみになってきます

 

こんな操法にご興味があればセミナーを覗きに来て下さい

               

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風のはなしⅡ

前回の記事に書いた向けのお屋敷今日も蝉の声が響いています

 

このお宅にはここが自分の住処決めている鶯がいます 毎年2月末くらいから鳴き始め梅雨の後は山に避暑に行き蝉の姿が消えると帰ってきます 昨年は9月の末まで鳴いていました

 

この文章を書いている2階の私の部屋の前に見える木の枝や電線でよく鳴いていますが 4月に初めて整体に来て頂いた方が鶯の鳴き声に「これCDか何かですか」と聞かれたので 

 

ライプですといいガラス越しに電線に留まっているいる姿を指さすと「あんな小さな鳥がこんな大きな声で鳴くのですね」と驚いておられました

 

二宮整体ではよく風についてのお話や指導をします 特に大切なのは季節によって風を受けてはいけない方向が違うことです 

 

マリリンモンローは下からの風に注意を怠っていましたが…

 

整体では

◉ 夏の風は後ろから受けてはいけない

◉ 冬の風は前から受けてはいけない

 

ただ季節に合わせ今回は夏の背面の風についてのみ説明します

 

夏の風を背面背中で受けてはいけないのか 

決して背中の唐獅子に風邪をひかせてたり 牡丹を散らしてはいけないという配慮ではなく (意味の分からない若い方は「高倉健 昭和残侠伝」をググって下さい)

 

基本的には夏場の服装にが関係するのです

気温が上がると皆さん首筋 襟元 肩 背中を大きく開けた服装を好みます 特に女性やおしゃれな方は夏らしく颯爽と着こなしています

 

体温を外に逃がすためにはとても良いことですが 今の時代家の中はもちろん一歩外に出かけると驚くほどエアコン空調が完備し寒いくらいの温度設定とセンサーによって細かく風の向きや強さを調整しています

 

動かない冷気より風の方が身体に負担であることは前回の記事で書きました

 

大きくあいた服装で首筋から背筋にかけて直接風を受けると困るところがたくさんあります

 

首の後ろいわゆる盆の窪(首と後頭骨の間頸椎1番のあたり)は体温を司るセンサーで此処に直射日光や強い冷気を当てると体温調整が出来なくなります

 

胸椎1番2番3番が冷えると首や肩の血行が悪くなります これは肩首のコリばかりでなく眩暈頭痛などの不調をよび 喉がイガイガしたり咳の続くのもこれが原因にもなります 

 

胸椎4番5番に風を当てると良くないのは4番は血行や心臓と関係し 5番は発汗を促す椎骨です

これが冷え固まると身体全体にいろいろ弊害が出てきます

 

大きくあいた洋服を着こなす際は屋内にはいたときに対する備えとしてスカーフや首の後ろを風から守るものをご用意下さい

 

季節によって異なる風に対する注意はそのまま健康を維持するために心がけるべきことに繋がります 

 

 

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