火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。
こちらの前半では東京都大会に向けての形稽古が行われていました。
この中で二十四歩(ニーセーシ)の稽古も行われていました。
ここでは私もアドバイスに入りながら行っていました。
下はこの最初の動作である扇受けの箇所です。
こちらの立ち方の下肢の部分で膝が内側に入り過ぎてしまっているケースがありました。
下肢の部分の締めは基本の稽古から行っているように内側の絞りと外側の絞りを両方を駆使して絞り上げていきます。
それにより芯もできてくるわけですが、偏りがあれば弱くなってしまいます。
内側に入り過ぎてしまっているケースの場合、外側への絞りがあまい状態でした。
そちらを改善していただくことでかたちとしてはよいものに変わっていきました。
続いて、捻り打ちの箇所です。
こちらの手刀打ちの箇所ですが、首を狙っていきます。
しかし、こちらが低くなってしまっているケースがありました。
また、高さはコントロールされていますが、手刀を打っている反対側の手の指があまくなっているケースもあり注意していただきました。
こちらの動きの意味としては下イラストの分解・解説にあるように相手の突きを手刀で引っ掛けるように受け流しています。
そのためにも、手刀のかたちをきちんと作り、手先まで気が入っていないといけません。
基本の突きの引き手の意識と同様に打つ側のみでなく、反対側の腕もきちんと意識していただき動作を行っていただきました。
続いて、下段手刀交叉受けからの背刀打ちの箇所です。
ここは下イラストのように四股立ちになりながらの動作になりますが、四股立ちが中途半端になってしまっているところがありました。
四股立ちの膝の向きになりますが、足の指先と同じ方向に向いている必要がありますが、少し内側になってしまっているケースがあり、そちらも注意していただきました。
また、ここでの打ちのコースもイラストに描かれているコースをとりますが、前腕の回外運動も伴いながら打ち込みを行うことになります。コースやスナップにも注意して数をこなしていただきました。
稽古はここから、さらに進んでいきましたが、この記事ではここまでといたします。
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