火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。
昨日の記事で少年部に昨年まで指導してくれていたオーストラリアの先生が一時的に戻ってこられて指導に参加したことを書いていましたが、一般部の稽古にも参加してくました。
さて、そんな中での稽古でしたが、こちらでは基本動作Ⅲの動きの研究稽古が行われていました。
今その基本動作Ⅲですが、移動しながらの受け→突きの動きの動きの構成なります。
今回は後退しながらの上段揚げ受け→中段逆突きのところが行われていました。
通常でしたら、相手からの突きに対して受けを行い、さらに突きで反撃していくというのが基本になります。
しかし、ここでは研究稽古でもありますし、これまでのその稽古で行われてきたものを活用していくことになります。
まず、相手に腕を掴まれた状態からスタートします。
そこからですが、一歩引きながら、相手のその掴んできた腕ごと引き込んできます。
引いてくる時は、脇の締めを意識して全身で動くことで相手の体勢を崩しながら行うことができます。
まず、この動きができなければ、次の動きにはつながりません。
そこからですが、上段揚げ受けを動きを用いていくことになりますが、連絡動作としての動きで、まず尺骨側を相手の掴んでいる手と自分の掴まれている腕の間の隙間を開けるようにして差し込んでいきます。
この時、相手の小指側を狙っていくことになりますが、経絡的には脇の締めに関係している心経の気の流れを絶つイメージで行います。上手く行うことで、脇の締めが一時的に弱くなります。
そこからですが、揚げ受けの動きで腕を外していきます。
さらにですが、打突としては中段より高くして脇の下の急所を狙います。
こちらは外す工程の中で心経の経絡に攻撃を加え、脇の締めを弱めたところから、同じ経絡の極泉(きょくせん)と呼ばれる経穴に打突します。
よく見ていただけるわかるかと思いますが、打突の拳形としては中高一本拳を用います。
稽古の中では腕を持つ側、持たれる側の双方の操作力を高めながら、また上手くいかない時の違いの確認をしながら進められていきました。
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