火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。
こちらでは変手法二十八構(へんしゅほうにじゅうはちこう)の稽古も行われていました。
今回はその二十二番目の腕十字(うでじゅうじ)です。
こちらの動きとしては、相手からの右中段追い突きに対しての動きになります。
それに対して、まず右手にて掬い受けを行います。
この時、体捌きも使いながら受け流していきます。
そこからですが、左足を前に進めつつ、左腕を相手の突きの上側から絡めていきます。
この左足を前に進める際は軸足側である右足のつま先側を中心に踵側を相手側に動かしながら行っていきます。
掬い受けを行った手は相手の手首側をとっており、そちらをホールドし、絡めた左腕は相手の肘関節を裏から前腕で接するようにしてきます。
そこから関節技をかけていくことになりますが手首側は下に落とし、裏肘側は上にあげるようにして相手の関節を極めていくようにします。
この時は脇の締めも必要で相手の上腕を脇で挟んでいることになりますが、こちらも下方に落とすようなかたちをとっていきます。
それにより肘側は曲がらない方向にいくことになり極まることになります。
さらに、この肘を極めた状態で左足により足払いを行う技になります。
この肘を極めた状態で足払いを行うと完全に肘を折ることになりますので、稽古の中では足払いをする時は肘の極めを緩めた状態で行われました。
そのあたりのコントロールも稽古としても必要で、それができなければ稽古相手を壊してしまうことになりますので、こういった稽古は上級者のみになります。
行い方としてこうなりますが、実際に相手がいて行うとなると上手くはいきません。
だからこそ稽古をすることになります。
ポイントとしては最初の掬い受けは下から上に掬うようにして相手の腕をとらえていきます。
素早く行うとこれすらあいまいになりますので、稽古としてはそういったところもゆっくり確認しながら行われていきました。
また反対側の相手の上腕側に絡める左腕ですが、慣れなければ大きく動かそうとしがちになりますが、絡めるようにと書いているように大振りはせず接するようなかたちで動かしていきます。
また、一連の動きが淀みなく動いていることも必要になり、そういったところも踏まえて繰り返しの稽古が必要になります。
そういったところを感じながらの稽古となりました。
続いて、別の動きも行っていましたが、この記事ではここまでといたします。
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