一昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。
こちらでは二十四歩(ニーセーシ)の形の分解・解説の稽古も行なわれていました。
今回はその一番目で序盤に行っていた公式なかたちのものは昨日の記事で紹介していました。
続いて、かたちを変えて組手の構えからのものも行われていました。
組手の構えからのものでは逆体で中段外受けを行うことになります。
そこから公式な動きと同様に受けた腕をそのまま用いて上段突きを放ちます。
ここでは昨日の記事でも書いたように相手の顎を上げるような突きがで相手の防御力を低下させます。
このような突きができる条件としては、以前から書いているように適正な間合いであることが条件になります。
遠過ぎは全然あてはまりません。
かといって、近過ぎも突きが合う間合いではなくなりますので、あとの攻撃が突きが適正とはいえなくなります。
その後の中段突きは順体のかたちで突くことになります。
こちらも肋骨部を狙うことになります。
順体のかたちとはいえど、こちらも武術的な身体操作を行うことにより、強力な突きを出すことが可能になります。
そちらの部分も中山先生からアドバイスがありながら進められていきました。
続いて、二番目の稽古も行われました。
こちらも公式なものから行われていましたが、この場合は内八字立ちでの扇受けから行われます。
そこから前猿臂を行うことになります。
この場合は、相手の突いてきている腕の下のギリギリを接触しながら通していくようにします。
これが強く接触してしまうと相手にも防御反応が起こり、スムーズに猿臂ができなくなります。
また、接触していないと相手も突いたらその突いた腕を引いて次の動きを起こそうとするわけですが、その引きをさせることになってしまいます。これが、ギリギリ接触していることで相手が引こうとすることも皮膚感覚で感知しそれを邪魔することができます。
そこから猿臂ですが、こちらも適正な間合いが必要になりますが、相手の肋骨部に当てて抉り取るような当て込み方をしていきます。
こちらも稽古ではゆっくり行われますが、相手の反作用を肘でもその前腕部側できちんと捉えて行っていきます。
肘の先で当たって滑ってしまうようではいけません。
さらにゆっくりやってもそうですが、その一連の動きが滞らないようにスムーズにすることでこの猿臂が上手く極まることになります。
稽古としてはここからさらに進んでいきましたが、この記事ではここまでといたします。
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