相手からの上段刻み突きを捌きながら裏拳打ちで極める

　一昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。

　この日はお互いに左構えにて、相手からの上段刻み突きを捌いてから打ち技で極めることをテーマに稽古が行われており、昨日の記事ではその中での手刀打ちで極めるものを書いていました。

　今回はその行っていたうちのもう一つで裏拳打ちで極めるものです。

　相手からの上段突きに対して前足である左足を引きながら左腕で相手の掴み受けを行い、相手を引き込み崩していきます。

　そこから、反対の腕である右腕にて裏拳打ちを相手の中段に対して行います。

　

　受けの際に相手を前のめりに崩していくことで相手の防御力を低下させ、中段への裏拳打ちを効かせることになります。

　この動きはよく見ると壮鎮（ソウチン）の形の最初の動きを変化させたものでもあります。

　この形の最初は上イラストにあるように横に後退しながらの角構えです。

　この横に後退するところは今回の動作の一歩下がりながらの動きになります。

　上段に上げた腕が今回の上段突きに対しての掴み受けに変化させたもになり、中段の部分を裏拳打ちに変化させたものになります。

　左右の腕をほぼ同時に動かすところもこの角構えで培うところの共通するところになります。

　ただ同時といってもタイミングは若干異なります。

　そういったところも感じながら数がこなされました。

　稽古としてはここからさらにその後の展開まで行われましたが記事としてはここまでといたします。

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