今日は脇の下にある腕から脇腹の痛み、動悸などに関わるツボです。
「極泉（きょくせん）」と呼ばれるツボです。
「極」は最上、これ以上ないこと、きわみ、最果てなどの意味があります。
「泉」は体の中に巡る氣を水にたとえそれが湧き出るところになります。
脇の下にあることから腕の最上部にあり、氣が泉のごとく湧きでるところの合わせての名称となります。
この部分は昔は瀉血（しゃけつ）治療で用いられていました。
これは瘀血を抜き取る療法で昔はよく行われていました。
瘀血は滞った血のことで、東洋医学ではその滞りは病気の原因として考えられています。
素人で瀉血はできませんがこのツボを押すことでその瘀血を散らす意味もあります。
ツボの場所の取り方として気をつけの姿勢をして腕を下に伸ばし反対側の手の指で動脈の拍動を感じるところとなります。
ツボの刺激のしかたとしてはその拍動を感じたところをその指で押してほぐしていきます。
先ほど書いたように滞ったものを散らすイメージで行っていきます。
こちらは古くから腕から脇腹にかけての痛み、胸の苦しさ、動悸、肩こり、腋臭などに用いられてきました。
呼吸に合わせて息を吐くのに合わせて押圧していきます。
数回繰り返し最初触れた時よりも柔らかくなった時がやめ時になります。
ぜひ活用していただけば幸いです。
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