大変忍耐強く、計画的でかつ努力できる天才、
岡田斗司夫さんがYouTubeで解説していますが、
主要な登場人物が皆、心に何かを抱えています。
拝借してきた人物表です。
ここに出ている 顔写真のほぼ全員の人間が、親との関係を妙な形で解釈してしまい、
人生を曲げてしまっている人達です。
多分マリだけは、普通です。
主役のシンジの闇は最大級ですが、
綾波レイも父も母も、
主人公を助ける年上の女性・ミサトも
主人公と同じパイロットのアスカも、
サクラもリツコも、 そうです。
カヲルとレイは人造ですが、 やはり闇を抱える立場です。
皆、心に闇を抱えている中で、ドラマが繰り広げられていきます。
肉親との折り合いがうまくいかないと認識したが、故の闇です。
ロボット大戦はサカナ程度であり、主食はメインは、
こうした闇をどう解決していくかに、主軸がある映画なのです。
人間がいかに対人関係が重要であり、
対人関係における認識の違いが、人生を左右するかを描いている作
例えば、
主人公のシンジは、実母と幼少期に生き別れ、
実父の愛情を知らないと認識したまま成長して行きます。
親戚の家に預けられたのですが、折り合いがまずく、
こじらせてしまい、愛着障害の14歳と言える心境で、 映画はスタートします。
境界性人格障害に近い形にもなっています。
作者が自らの鬱々とした生育過程で感じたことを、
設定の極論から言えば、これら登場人物はすべて、
作者の一面を投影した人物なのです。
完全に、作者の心の中を見ている作品なのです。
だから、ロボット大戦は、本当にサブのサブなのです。
最終作の残り40分は、1回見ただけでは理解できないと思いますが、
ロボット大戦そっちのけで、心のやりとりなのです。
主人公シンジは、様々なドラマを経て、様々な人に助けられて学び、
最終的には大きく成長し、
構造が分かると、結構感動する映画です。
表面はロボット大戦ですが、中身は、
さて、それで、 映画 の「表の」あらすじを紹介します。
「裏の」あらすじは、次に紹介します。
■ 『序』2007年 ■
謎の敵「使徒」が地球に襲来。
2度目の人類滅亡の危機の中、14歳の少年・碇シンジは、
人類抵抗軍ネルフの指導者、実父・碇ゲンドウと再会する。
その父の命令で、人型兵器エヴァンゲリオン初号機に、搭乗し戦う。
■ 『破』2008年 ■
新たなパイロット仲間、アスカとマリが登場。
仲間たちと関係を深めつつ、使徒との戦いが続く。
機体(エヴァ初号機)に乗るシンジは拒絶するも、
アスカごと殺したと思ったシンジは、鬱状態に陥る。
心の傷が見えてきて、人間らしくなってきたレイは、
会は開かれず、
大苦戦の挙句、シンジはレイを救うために限界を超え、
■ 『Q』2013年 ■
ニアミスのサードインパクトでも、世界は崩壊していた。
それから時は流れて、14年後。
ミサト率いる「ヴィレ」
しかしシンジへの扱いは、極端な厄介者扱い。
友人を殺めたトラウマを抱え、
説明なし・信頼なし・選択肢なし、爆破装置の強制装着と四重苦を押し付ける。
典型的な最悪の関わり方をされたシンジは、ネルフへと脱出。
そこで渚カヲルと出会い、
2人は伝説の「槍」
槍を抜いたことでフォースインパクトが始まり、カヲルはこれを止
命は助かったが精神的に崩壊したシンジは、アスカに連れられ、赤い大地を彷徨う
■ 『シン』2021年 ■
シンジ一行は、
かつての中学のクラスメート達と再会し、そこで生活する。
人間の息遣いに触れることによって、自分の役割を洞察する。
彼は再び戦いの場に立つことを、初めて自らの意志で宣告、父・
ゲンドウの 本当の狙い、最終目的は、使徒 との戦いに勝利することではなく、
使徒を利用し、 亡くなった妻ユイとの再会の実現であった。
エヴァの概念世界に入ったゲンドウとシンジは 最終決戦となるが、
シンジは父と争うことをやめ、父を受容し、「エヴァ(=ペルソナ)を捨てた世界」
かつて「人格障害・未成熟・暴走」とみなされた存在が、
社会(大人側)が信頼と責任を取り戻すことで、「共同の未来を作る人物」に変わる。
全てのエヴァと使徒が消え、現実世界に帰還したシンジは、
ラストシーンは、複数の線路が入る駅の階段。
マリと共にシンジは駆け上がり、2人は街へ向かって行く。
表面的なあらすじは、こんな感じです。
もう少し深い所を見た、裏側のあらすじを、次回紹介します。
(つづく)
(感謝)
吉田直樹 拝



