前回の「熱中症のメカニズム 」に続いて、
今回は「熱中症の対処方法」についてです。
体調の異変を感じて、熱中症かもしれない、と思ったら、
まずまっ先にした方がよいことを挙げてみました。
・ 涼しい日陰やクーラーの効いた室内などに移動する。
・ 衣類をゆるめて休む。
特に首周りやネクタイ、ベルトなど、締め付けているものは必ず。
・ 体を冷やす。
氷や冷たい水でぬらしたタオルを身体に当てる。
特に、太い血管が通っている、首、脇の下、足の付け根などが有効。
氷や冷たい水がない場合は、タオルやうちわ、衣服などを使ってあおぎ、風を送って冷やす。
・ 水分を補給する。
このとき、水分だけではなく、汗によって失われた塩分も補給する必要がある。
0.1%くらいの塩水か、スポーツドリンクを少しずつ何回にも分けて補給。
ここまでが、自分でもできる応急処置。
いざと云う時のために、是非、覚えておきましょう。
これでも症状が改善されず、気分が悪い場合は、
周囲の人にサポートしてもらう必要があります。
次回は熱中症の予防についてです。