こんばんは。たぬきです。
ホンダの4st草刈機の長期保管品の修理依頼を頂きました。
見た目はきれい。幸いガソリンが抜かれていたのと、4st故に2stみたく混合油で汚れてないのが良いですね。
4stが誇らしげ。初めてホンダの4st草刈機を見たのは2000年頃だった様な。稲沢市のフジオートで見ました。全方向に倒しても運転可能という触れ込みでした。
クランクケース内部のプロペラでオイルをミスト状にし、このミストを循環させることで対応させています。
分からないのはブローバイの油気分離。どうやって油分を止めているんだろう🤔
取り敢えずオイル交換を。
プラグを外して、スパークテスターを取り付けます。5mmで飛ぶので電圧は出てますね。プラグを付けて見ると火花は飛ぶものの弱いです。青白くて太い火花が飛んで欲しいのですが弱々しい火花しか出ません。それ程カブっている訳でも有りませんがなんか怪しい。
キャブをOHします。一般的なWalbro製てロータリータイプ。
当たり前だけど混合油じゃないので各部品がキレイです。
フィードポンプのダイアフラムにバネが入ってます。これは初めて見ました。4st故に脈動がキツいのでそのアシストでしょうか?
定番のダイアフラム2枚、ガスケット2枚、プライマリーポンプを交換します。
サードパーティ製をまとめて購入してるので1式1000円程で済んでいます。ホムセンだと3000円位の値段が付いていたりして驚きます。まぁ、あちらはWalbro純正なんでしょうが。そこまで出すならもう一声でキャブレターごと買えますねぇ。
ここまで整備して試運転します。
エンジンは掛かりました。暖気後にスロットルを開けると上まで回りますがツキが悪いし、レーシングすると開けた途端に失火して止まります。止まるとしばらく掛かりません。チョークを締め気味で同じ事をすると悪化するので燃料は足りてるぽい。
うーん、点火が怪しい。それと、開けた瞬間に燃料が追い付いていないかも。燃料フィルタとか詰まり気味なんだろうか。
点火プラグを買ってきました。新しい型のプラグって1000円もするのね。昔ながらのBPM6Yなんて500円しないのに。
これで一旦完了です。使って頂いて、不具合あれば戻してもらう事にしましょう。
なんせ、先払いでビールを一箱頂いてます。報酬分はしっかり働かねば(笑)
と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。