日記:’22年三木金物まつり | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

勢州たぬき工房の木工したり直したり

2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
元々は生産設備の開発屋。
Twitterにも同じハンドルで出ています。日々の最新情報はTwitterへ。

こんにちは。たぬきです。
3年振り開催の三木金物まつりに行ってきました。今年はコロナの影響で出店者は例年の6割だそうですが、それでも楽しみにしてました。買い物だけでなく、普段ツイッターでからみの有る面々とお会いする目的もありましたしね。
たぬきは東京のスキンヘッドの左官屋さんであるハラさん、信州の研ぎ屋のしぶさんと乗り合わせていくことにしました。
ちなみに3人とも何故か体重100キロ以上。何かの縁でしょうか🤔
せっかくなので、水曜日に来て松阪市も楽しみたいとの由。そこで、水曜日はかずかずけん師匠のトコへ集合とし、剃刀研ぎやハサミ研ぎを教えて貰う予定を立てます。
たぬき工房では、天然砥石原石の面付けや、タガネで面を開く体験をしてもらえるように準備をしました。ツイキャスでライブ中継もするつもりです。

包丁の歪み取りも出来るように準備しときます。

そして、水曜日。
かずかずけん師匠のとこで、研ぎの説明が始まります。ハラさんとたぬきは剃刀の説明がてらスキンヘッドにしてもらいました。たぬきはこれでスキンヘッド3回目。何かのイベントの時、面白半分で丸めたりするんです。写真は勘弁してほしい。

説明を聞いてるしぶさんを置いて、ハラさんとたぬきは工房へ。
ついでに、ウチの母屋の屋根裏に上がって頂き、土壁の状態を診て貰いました。
結構補修が必要みたいです。築100年超えなのでまぁ仕方ないですね。

夜は、予定通り原石の面を付けたり、タガネで新しい目を開いたりのキャスをしました。なかなかシュールな絵が撮れたと思うのですが。
ご興味あれば、勢州たぬき工房のツイキャスをご覧頂きたく。公開してるので誰でも見られるはずです。

翌日となる木曜日は月山義高刃物店へ。
しぶさんは試し研ぎ。ハラさんは駅前店の倉庫の左官鏝を物色。良いものを安く売ってもらったみたい。

たぬきといえば、久保店で研承を借りてました。
目的は金物まつり会場で試し研ぎをしてもらう為。中国以西の人にはなかなか見ることのない研承です。仲間内で試し研ぎ出来るように研ぎ台と砥石を持っていくのです。
さらに販売用に4本程新品をお借りしました。もちろんたぬきは中を抜いたりしませんよ。ボランティアです。

木曜日午後、松阪をでて三木へ。
ハラさんの知り合いで「駅弁兄さん」という大工さんのお世話になりました。
晩御飯やら寝床やら、何もかもお世話になって感謝感謝です。ここで改めて感謝を!

翌日、兄さんの車で会場へ。
屋外のバザーを見たあとは、体育館内移動します。
ハイスや特殊鋼の鉋の量産を得意とする、鍛冶屋さんのブースへ。
ここは、たっての願いで天然砥石のコッパ原石販売をお願いしてました。さざれ銘砥さんのご協力もあり、実現したイベントです。もう、各方面にお世話になりっぱなしです。
そして、天然砥石原石に群がる亡者共がこれ。
全員仲間内💦

皆、品定めに余念がない。

あっと合う間にこれだけしか残ってない。
しかも、このあと当日中に全部売れたそうな。

たぬきが買ったのはこれ。
500円の浅葱。
後日面付けてみてら、少し柔らか目で中砥みたいな使い心地でした。

こちらはナイフクラブのブース。
ナイフだけではなく、ハンドル材が売られてます。

鹿角つかみ取り!
やってきましたよ。

アリゾナデザートアイアンウッド。
これも1つ買ってきました。包丁の角巻に良さそう。

一周りして、皆の集合場所に行ったらレールが置いてありました。今度は金床屋を襲ってきたのか💦

たぬきは他に毛引を買ってきました。
なしやの毛引。定番品。2000円でした。

2日の行程から工房に帰ってきたところ。
戦利品やらなんやらで作業台が一杯です。

戦利品についてはおいおい書くことにしましょう。

と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。