栄川立春朝搾りって・・・。 | 燗酒好きのカピバラさんの日常

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福島県二本松と本宮の葬儀屋さんの隣でで酒屋をやっています。お酒の事、日常の気づき、趣味の読書の事など書いています。blogを見てお酒に興味を持って貰えたら嬉しいです。

雪が降りましたね。少し積もりましたね。
バレンタインとか、ひな祭りとか、節分とか色々と行事がありますね。

こんばんは、福島県二本松市と本宮市の葬儀屋さんの隣の酒屋。
勢州屋の4代目、太田きょうじゅです。


この時期は、色々と行事が多いですが、
当店では、この時期になるとお客さんに毎年ご案内するのが、
「栄川立春朝搾り」です。




名前の通り、立春の日に本当に搾ったばかりのお酒をお客さんにお届けするという企画。


日本名門酒会というグループに入っている酒蔵さんが全国各地で行っているイベントなので、御存知の方も多いかと思います。


このお酒って毎年「美味しかったよ」って言っていただけるんですが、

実はとても手間のかかっている商品なんです。

お酒って、酵母と麹菌っていう生き物が造っています。
麹菌がお米のたんぱく質を糖分に変えて、その糖分を酵母が食べてアルコールを出す!!

ざっくり言うとそんな仕組み。


ということは、麹菌や酵母が調子が悪くなっちゃうとスムーズにアルコールが出てこない。

人間でも、いつも元気で絶好調の人っていないですよね?
※いや、そんな人もいるかな・・・?


今年のように温かい冬の年もあれば、毎日氷点下のめちゃめちゃ寒い年もあるわけで、

当然麹菌や酵母も活動するのに快適な温度があって、温かすぎても寒すぎてもだめなわけです。

それによって、お酒の醗酵のスピードも変われば、出来上がりのお酒の味わいも変わるのが自然な話ですよね?


なので、出来上がりの日が決められていてそれに合わせてお酒を造るということは、
想像しただけでも大変な作業なのがわかりますよね?


それなのに、毎年飲んでいただいたお客さんからは、「美味しい」と言っていただけるってすごいことですよね?

きっと、栄川酒造さんの蔵人の方々は、すごく気を使って、繊細な作業をされているんだろうなぁって、毎年このお酒を飲むたびに思います。

今年も美味しいお酒期待してます!!




このお酒、日本名門酒会に加盟している酒屋さんもお手伝いをするんですよ。

当日の早朝から蔵元さんに集まり、お酒のラベル貼りを手伝ってそのまま自分のお店の分のお酒をいただいて帰ってくるんです。
※だから、その日は夕方くらいになると、眠くて眠くて・・・。( ̄▽ ̄;)

でも私、この企画で会津に行くのが毎年楽しみなんです!


雪深い会津に早朝集まるということで、ほとんどの会員は前日に会津に宿泊するんです。

そして、みんなで懇親会!!

前の年の立春朝搾りを飲んだり、会津の郷土料理を食べたりしながら、久しぶりに会った酒屋さん達と色々な話をするのがとても楽しいんです。

まあ、「あまり遅くならないようにネ!!!」って毎年釘を刺されるんですが・・・。


ということで、今年も2月3日から会津に行ってきまーす!!
※去年は直前にインフルエンザにかかって行けなかったので、なおさら楽しみです。



お酒を通して、皆さんに楽しい縁がたくさん結ばれますように!!


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