ネタは未撮影デザインの捕獲だけではなかった(3/9阪堺電車) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

明日からは1週間連続勤務となるため、今日は特にネタもないということで終日自宅待機としました。昨日撮影したJTAの世界自然遺産スペマーは実は今日の朝も関空に向かっており、到着時に順光に近い状態での撮影もできるので撮影条件は昨日より良かったと思うのですが、気がついたのは関空到着直前だったこともあり出るのは諦めました。

 

さて、本日は昨日の撮影分の続きです。

午前11時の時点で、今月から運航が再開された夕方のカタールもノーマル塗装とわかっており、そこまで関空で6時間近く待つのはあまり意味がないと判断し、阪堺電車の撮影のため転戦することにしました。昼前に我孫子道の車庫に到着し、まずは外周から状況を確認したところ、撮影対象にしていた車両の姿は確認できず。またモ161形の姿も確認できませんでしたが、こちらはおそらく屋根のあるエリアに入ってしまっているとみて、いったん住吉大社付近に移動しました。

 

モ701形704 オリエント住宅販売

 

まずは阪堺で一番インパクトのある「オリジュウ」の広告塗装を撮影。

そして、この少し後に恵美須町からやってきた車両を見て、すぐに撮影対象と直感。

 

モ351形351 吉川運輸株式会社

 

広告スポンサーは同じですが、それまでの青を基調としたものから赤を基調としたデザインに変わりました。2枚目の画像の右側に写り込んでいますが、インバウンド需要の増大で、最近は外国人観光客が阪堺電車を利用するケースも見受けられます。

 

モ351形354 キーフェルパティスリー

 

モ351形はもう1両、354号が稼働。昨日は浜寺駅前までの運用で走っており、この後堺市内での撮影でも見かけました。

 

モ601形602 黄金糖

 

ある意味大阪らしい「黄金糖」の広告塗装車。これのみ住吉電停まで移動して撮影しています。

 

モ701形709 新洋海運株式会社

 

再び住吉鳥居前まで戻ってきたところで、709号を撮影。

 

1101形1101ACB 講談社「転生したらスライムだった件」

 

本来なら先月末までだったという1101形の「転スラ」ラッピングですが、昨日はまだそのままで運用に就いていました。

 

モ701形706 帝塚山学院

 

落ち着いたデザインの帝塚山学院の広告塗装、よく見ると側面の塗装には紋様が確認できました。

そして、ここで我孫子道方面から現れたのが・・・

 

モ161形161 昭和40年代復刻塗装

 

貸切運用で御年96歳のモ161形161号が登場。車内の乗客がいなかったので送り込みと判断できました。この後天王寺駅前方面に向かっていきました。

 

そして、351号も再び恵美須町へ。やはり両サイドでデザインが異なり、反対側は白がベースになっていました。

そして、乗客を乗せて折り返してくるはずの161号を狙うため、このポイントへ。

 

人気洋菓子店「ポアール」帝塚山本店が角にある、姫松交差点です。

 

モ701形701 アドベンチャーワールド

 

ここでは天王寺駅前方面に向かう701号を撮影後・・・

 

天王寺駅前からやってきた「オリジュウ」塗装の704号を絡めてみましたが、対向車が入り込んでしまい残念な出来に。ただ、この塗装と「ポアール」のコラボというのは・・・(以下自粛)

 

その後に「転スラ」塗装の1101号とのコラボも撮影しておきました。

そして、近くのセブンイレブンで昼食を調達し、戻ってきたところでなんと161号が通過してしまい撮影に失敗。ただ、ちょうどそのタイミングでは対向車が結構いたことから、被られてしまった可能性は否定しきれません。

ここで仕留められなかったのは痛かったのですが、すぐに気持ちを切り替えて、堺市内に移動して通過を狙うことにし、花田口の交差点まで移動しました。

 

1001形1002ACB

 

先に、「堺トラム」の第2編成が通過していきました。

 

モ701形705 モリタグループ

 

その後の浜寺駅前方面にやってきた705号の続行で、お目当てだった161号がやってきたのですが、赤信号にかかることなく通過してきた上に、なんとここでも対向車に加え、反対方向からやってきた天王寺駅前行きの列車に被られてしまい玉砕。おもわず「今日はとことんツイてない!」と叫んでしまいましたよ(苦笑)。

2度の玉砕に冷静さを失いかけましたが、今度は浜寺駅前まで移動して停車中のところを狙おうと思い再び移動したのですが、ここでも駐車車両がいて車を止めるスペースを確保できず、この日2度目の「今日はとことんツイてない!」の叫びが出てしまいました。

しばらくして駐車スペースを何とか見つけて急いで移動。

 

折り返し待ちの間に何とか撮影することができました。運用中はHMが装着されており、こちらは都電と阪堺線がともに開業100周年を迎えた際に、塗装の相互乗り入れを行った際に装着されたPRヘッドマークが掲出されていました(ちなみに、HMはこの運用中に何度か差し替えられていました)。

そして、この折り返しでまた天王寺駅前方面に向かうことは間違いないため、今度は綾ノ町の交差点で待つことにし、そこまで移動することにしました。

そして、綾ノ町交差点で信号待ちをしている最中に、浜寺駅前方面に通過していったのがコチラの車両。

 

モ161形162 赤電塗装(旧西鉄北九州線色) ※信号待ちの車内より撮影

 

やはり貸切運用に充当されていた162号。思わず心の中で「お前も走っていたのか!」と叫んでしまいました。なお、数日前までは164号も運用に入っていたものの、どうやら今月4日をもって営業運用から離脱したようで(公式Xによれば3/9付で休車になったとのこと)、現在営業運用に入れるモ161形は161号とこの162号の2両のみとなっています。

そして、交差点近くのコインパーキングに車を入れて、折り返してくる161号を待つことにしました。やがて、午後3時を回ったころに、再び705号の続行でやってきて・・・

 

今度は被ることなくしっかりと捕獲。ここは車両用信号の影響を受けることなく、路面電車用信号の指示で通過していくため、対向車と被る可能性はほとんどなく、撮影しやすいです。なお、この撮影時には「モ161形車90周年」のHMが装着されていました(このほかに「令和」改元を記念したHMが装着されているのも確認しています)。

 

モ701形707 アポロビル・ルシアスビル

 

我孫子道の車庫を先にチェックした際に庫内で寝ていたのを確認していた707号、なぜか浜寺駅前方面からやってきたので、「えっ」と思い急いで移動して撮影。なんとこの車両も貸切運用に入っていて、車内にモール装飾が施されていました。

 

ここで1002号が浜寺駅前方面に通過していくのを撮影。この綾ノ町交差点、日差しがなければ両方向ともきれいに撮影が可能ですね。ならば最初からここで狙っておけばよかったか(苦笑)。

 

最後に、浜寺駅前から折り返して戻ってきた162号もしっかりと捕獲。この車両にもHMが装着されていたのですが、拡大すると南海の社章と西鉄の旧社紋がデザインされているほか、「ありがとう 貸切 2024.03.09 西鉄電車赤電カラー」の文言も確認でき、どうやらこの塗装は見納めになる可能性があります。塗り替えられて別のデザインになるのか、まさかの営業運行からの離脱があるのか、今後の動向が注目されます。