アライアンスカラーの塗装機シリーズ⑥(スカイチームその2) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

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今年もこれから暑い時期になる・・・

今週後半は遅番出勤が続き、なかなかブログを更新できる時間が取れません。なので、本日は余裕のあるときに作成した記事を予約投稿にし、スカイチーム塗装機紹介の続きをお送りいたします。
 
⑥ベトナム航空(2010年加盟) 2機保有
A350-900(VN-A897)、A321-200(VN-A327)
 
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A350-900(VN-A897) 
2枚とも 2018.8.12 成田国際空港
 
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A330-200(VN-A371) ※退役済
1枚目 2014.8.11 成田国際空港
2枚目 2012.7.21 関西国際空港
3枚目 2014.11.15 関西国際空港
 
今回最初に紹介するのは、ベトナム航空の機体です。同社が保有するスカチー塗装は2機確認されており、A359とA321が1機ずつの体制です。A359は2018年4月に登場した機体で、欧州路線を中心に、アジア路線にもアサインされています。日本路線にも主に成田発着の路線で運航されています(以前は羽田・関空・セントレアへの路線にも充当されていました。関空には現在もシップチェンジで入る可能性があります)。一方、A321は香港、台湾、シンガポールなどへの運航が中心で、日本路線にはほとんどアサインされておらず、撮影は至難の業となっています(過去に福岡に数回、関空に1回飛来した程度。なお、A321自体は日本路線にも多く使用されています)。かつてはA332にもスカチー塗装が在籍し、日本路線によくアサインされ、成田や関空に飛来していましたが、2017年10月にアメリカのフェニックスにフェリーされ退役しています。なお、同社の機体はパーツ交換が頻繁に行われており、スカチー塗装でもレドームが黒い髭付きのものになっていたり、エンジンカウルはノーマルのものを付けていたり、ということが結構あったりします。
 
⑦ガルーダ・インドネシア航空(2014年加盟) 1機保有
B777-300ER(PK-GII)
 
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A330-300(PK-GPF) ※終了
1枚目 2014.5.5 関西国際空港
2枚目 2015.2.15 成田国際空港
 
A330-300(PK-GPR) ※退役済
(上)2019.10.14 (下)2019.9.28 関西国際空港
 
続いては、インドネシアのフラッグ・キャリアのガルーダ・インドネシア航空。かつては同社を含めたインドネシアの航空会社は、安全面に不安があるということでEU乗り入れが禁止されるなど、いわゆる「札付き」だったのですが、ここ数年でガルーダについてはサービスが大きく向上し、スカイトラックスでも最高評価の5つ星を得るなど、優秀な航空会社の仲間入りを果たしました。これらが功を奏し、2014年にはスカチーへの加盟も認められています。現在同社が保有するスカチー塗装は77Wの1機のみとなっており、主に中長距離路線で運航され、日本路線でも羽田~ジャカルタ線での運用にアサインされることがありましたが、最近は主にジッダ・メディナ方面への巡礼便に運用されています。かつては、A333にもスカチー塗装となった機体が2機おり、うち1機はスカチー加盟当初に登場したもので、当初は日本路線を含む中距離路線で運航されていましたが、後年は近距離路線や臨時便のほかチャーター便に使用された後、2020年にノーマル塗装に戻されています。もう1機は2019年8月に登場した機体で、こちらも日本路線にもアサインされることがありましたが、コロナ禍による運用離脱を経て、2021年に退役しています(ただし退役後もそのままストアされているようで、機齢も約10年強とそこまで古くないため、今後復帰する可能性も否定できません)。また、738とCRJ1000にもスカチー塗装機が存在し、前者は国内線や近距離国際線で運航されていましたが2021年に退役、後者は国内線で運航されていましたが2019年に退役しています。
 
⑧サウディア(2012年加盟) 3機保有
A330-300(HZ-AQL)、A320-200(HZ-AS83,HZ-ASF)
続いては、サウジアラビアのフラッグキャリア、サウディアの機体です。同社は日本には就航していませんが、政府が保有する機体が同社とよく似た塗装になっており、またサウジアラビア国王の来日時には随行機として同社の機体が飛来するなどしたため、見たことがあるという方は結構いらっしゃるでしょう。同社のスカチー塗装機は3機体制で、A333は国内線から南アジア・アフリカ方面への国際線まで、A320は国内線から中東・欧州方面への国際線まで、それぞれ幅広く運航されています。なお、かつては772にもスカチー塗装が在籍していましたが、2018年に退役しています。
 
⑨ミドルイースト航空(2012年加盟) 保有機なし
続いては、レバノンのミドルイースト航空。直訳するとズバリ「中東」となる航空会社です(苦笑)。同社が保有するスカチー塗装機は現在いませんが、以前はA320を保有し、近隣国から欧州方面までの国際線で幅広く運航されていました。この機体は2021年9月に退役しています。
 
(その3へ続く)