ついにこの日が
やってまいりました
 
でも
最初に
言っておきますが
 
なぜドラマは
 
まひろが
言い出したことを
きっかけにして
枕草子が
書かれ始めた
ということに
設定しているのか
 
私には
ワケワカメでした
 
 
実は
見終わった後
放心状態ながら
憤慨していたのは
この点について
許しがたかった
からです
 
あれは
確か
 
伊周が
紙を献上した
 
帝はその紙に
史記を
書き写された
 
定子は何に
使おうか
 
少納言は
帝が「史記」なら
「枕」になさいませ
 
と答えて
紙を
下賜された
 
書き始めた
枕草子だったはず
 
もちろん
そこにまひろが
関与するはずもなく
 
ましてや
助言など
あろうはずが
ありませぬ
 
全ては
 
清少納言が
思いついて
清少納言が
考えて
清少納言が
書き起こした
 
「枕草子」なのに
 
その成立が
未だ何者でもない
まひろ風情の
手柄のように
描かれることに
 
私は
我慢がならなかった
のです
 
いくら大河ドラマの
主人公だからって
 
「紫式部日記」で
あんなにも
強い調子で
清少納言を
貶してきた人に
 
こんなにも
花を持たして
やんなきゃならない
理由がわかりません
 
 
せっかくの
 
春はあけぼの
夏は夜
秋は夕暮れ
冬はつとめて
 
吹っ飛んで
しまいそうなほど
 
私は
静かに
怒り狂って
おりました
 
 
 
 
 
でもね
他のSNSでも
同じことを書いている
人は
 
誰もいなかった
 
なんでみんな
そんなに
寛大でいられるの?
 
私には
わからないわ
 
 
 
 
たったひとり
怒っている人を
見つけました
 
 
ウイカ納言の
お手蹟
お見事でした
 
(手蹟は二文字ですが
「て」と訓みます)
 
この十年
書道を修めて
いらっしゃったの
ですって
 
素晴らしい
 
ラブラブラブラブラブラブラブ