【 高みの見物 】 其の弐 | 医療・介護のハッピーライフ

医療・介護のハッピーライフ

医療法人誠翔会オフィシャルBLOG

気持ち良く目覚めた日曜日。

晴天ならば、サイクリングにでも出掛けてみましょう。


湘南台から江の島までゆっくりペダルを漕いでも1時間前後。到着したら砂浜に続く緩やかな階段に腰を下ろしましょうか。


何か食べ物でも投げようものなら、近くにいるカラスがわらわらと集まってきて、それを食べます。

雀が間隙を縫ってちょろちょろすることもあります。

そこまではのどかな景色なんですが・・・。


『鳶(トンビ)に注意!!


高所を悠然と飛び回っている鳶。


【 湘南台 市中見廻り帖 】

高いビルの屋上の縁に止まり、下界を睥睨している鳶。

これらが一斉に餌に急降下し、群がっていたカラスを一気に追い散らし、自分達の餌場とするのです。


雀(小)⇒烏(中)⇒鳶(大)

その大きさには圧倒的な差があります。


「糞っ!いつも、いつも!!」

追われるカラスの無念さが伝わってくるようです。


そんな或る日の帰路、こんな一コマに遭遇しました。


一本の電柱のてっぺんで『ピー、ピー・・・』と悲鳴を上げるだけで動けなくなっている鳶が一羽います。大きさは成鳥と同じですがどうやら幼鳥のようです。


その幼鳥に2羽のカラスが交互に至近距離まで急接近し、爪で威しをかけている。番(つがい)なのでしょうか。実に息の合ったいたぶりです。


親の目を盗んで勝手に飛行練習をしていたものか、親からはぐれたものなのか。幼鳥にとっては、生まれて最大の恐怖を味わうことになったようです。


成鳥には全く歯向かうことができないうっぷんを、無抵抗なる子供に対して晴らすとは・・・。

カラスもなかなかのもんですねェ!


一人”にやり”としながら

『皆、同じなんだよなあ!!』


感じ入ること頻りでありました。


-耳順-