顔面神経麻痺になったら、一番大切なことは、早期の受診・治療です。
何日か様子を見るのではなく、一刻も早くしかるべき病院の受診をおすすめします。
鍼灸院へ顔面神経麻痺で来られる方は、病院での治療後など2~3ヶ月経ってからが多いです。
鍼灸治療の場合でも少しでも早い段階での受診をおすすめします。
顔面神経麻痺の発症後、時間が経過するほど緩解のスピードが落ちていくのが実際です。
顔面神経麻痺は東洋医学的にはどのように捉えるのでしょうか。
顔面神経麻痺はいくつかの条件が重なったときに起きます。
まず特定の経絡(けいらく:身体上の気血の流れる道)の流れが悪くなってしまっていることが1つ理由として挙げられます。
特に顔面部を通る陽明経・少陽経そして厥陰経と言った経絡です。
疲労・冷え・強いストレス・睡眠不足などにより経絡の流れは悪くなり、五臓六腑はアンバランスを生じます。
そこに風邪(ふうじゃ)が加わることにより、血液中の津液(体の中の水)が不足し、筋肉が潤いを失い、顔面部に病変として現れます。
実際に、車や電車の窓から顔を出していて長時間風に当たったときや、冷房をかけたまま寝てしまったときなどに、顔面神経麻痺になってしまった・・・という様な話は結構あります。
もちろん実際に風に当たらなくても顔面神経麻痺になることもあります。
このときの身体の状態を「内風」(ないふう)と言います。
鍼灸治療では
まず特定の経絡の流れを整えるために、お顔に鍼もしますが、お灸もします。
「顔にお灸!?」とちょっとビックリされる方もいらっしゃるかとは思いますが、火傷などはないですし、痕も残りません。ご安心下さい。
さらにもう一つは五臓六腑のバランスを整えていきます。
五臓六腑のバランスを整え、生命力を強化し、免疫力・自己治癒力を高めるのが誠心堂にのみや鍼灸院の特徴です。ご自身の治る力を最大限に高めるお手伝いをさせていただきます。
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