いつも通り、ふと目に入った一冊。
数々のトラブルに見舞われながらも、小惑星イトカワよりサンプルを持ち帰った探査機「はやぶさ」に日本中が熱狂したのは記憶に新しいです。
そして、すでにご存じの方も多いと思いますが、本書で私は初めて知った11月30日に後継機となる「はやぶさ2」が打ち上げ予定とのことですね。
さきほど特設サイトで確認したところ、天候不順で12月1日以降に打ち上げは延期となったようです。
はやぶさ2特設サイト
本書はその打ち上げ予定であるはやぶさ2についてまとめられたものとなります。
こちらがはやぶさ2のイメージ画像となります。
前半では、奇跡の帰還であったはやぶさの開発からの経緯が述べられ、改めて不測の事態に備えた設計に驚かされます。
イトカワはS型小惑星といって、岩石が主体となっており、今回はやぶさ2が目指すのは1999 JU3という炭素が主体のC型小惑星です。
小惑星は環境が変化していないため、太陽系ができたときの状態のままであることが期待でき、太陽系の創世の起源を知る上では小惑星探査は大変意義のあるミッションです。
今までの日本の宇宙探査の紆余曲折。頓挫しかけたはやぶさ2の開発秘話など、今回の打ち上げをより楽しめる要素がたくさん。
まだ打ち上げられてもいませんが、東京オリンピックのある2020年に地球に戻ってくる予定のはやぶさ2に注目したいと思います。
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