映画「トータル・リコール」 | 聖心美容クリニック 伊藤哲郎

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最近みたい映画ラッシュで忙しい聖心美容外科映画同好会の伊藤哲郎です。
オリジナルは大好きな映画だったので、リメイクを見るのが楽しみでした。



概ね、ストーリーの流れは似ています。
明らかにおかしい設定があるのが、どうしても理解できませんでしたが、それは最後に。


まずは新旧比較。

主人公のダグラス・ハウザー


旧:アーノルド・シュワルツェネッガー 新:コリン・ファレル
まあ、ここはいいでしょう。


ハウザーの奥さんローリー


旧:シャロン・ストーン 新:ケイト・ベッキンセイル
新旧ともに強いです。リメイクの方がより強くなっていますかね。

ハウザーの本当の恋人メリーナ


旧:レイチェル・ティコティン 新:ジェシカ・ビール
個人的にはジェシカ・ビールにして正解と。


リクターがいなかったのが、個人的には残念。たぶんケイト・ベッキンセールの役がリクターの役割もしているのかなと。

トータル・リコールが好きだったのは


こんな感じのガジェットがあり、ワクワク感があったというのもあります。
火星という設定もよかったです。


さて、冒頭に述べていた理解に苦しんだことですが、

それは今回のストーリーの重要な舞台でもある、イギリスとオーストラリアと地殻を貫き移動することのできるフォールというエレベーター?です。

簡単に言えば地球の反対側に空いている穴に石を落としたら、届くのか?というような問題。

結論からは実現は難しいと。
↓の漫画が分かりやすいです。
地球のうらがわまであなをほって荷物を送れるか?


「地球 裏側 トンネル 落とす」とかでググってもいろいろと解説しているページに行けます。

おかしいところはというと、まずフォールというエレベーターは自由落下することで移動を可能にしています。
劇中では中心近くになると突然無重量状態となります。
しかし、自由落下なので実際には出発したときから、無重量状態を味わえるはず。

*コアから外れた直線軌道ということなので、完全な無重量状態にはならないと。。。

中心近くでは移動方向に対して垂直に重力がかかるのでより無重量状態にならないと。。

正直、フォールというアイデアが小学生レベルで話が稚拙すぎます。

移動中にもかかわらず、フォールの外壁へと逃げる主人公たち。
何千キロという距離を20分程度でいくぐらいの速度。
一番速度出ているときは時速数万キロ。。。
到着30秒ぐらい前ですら、時速1000キロぐらい。。。。

平気で呼吸をしていたので、真空ではないとすれば容易に空気抵抗で吹き飛ばされる
矛盾が矛盾を呼ぶ。

まあ、映画なのでそんな細かいことというご意見もあると思いますが、

あまりにも現実離れしすぎるとつまらなくなると思います。ある程度リアリティがあるからこそ、非現実的なものもあたかもそんなこともあるかもと思えるわけです。




こちらこそ「What is real?」と聞きたくなります。

昔のトータル・リコールはストーリーは機械で植えつけられた記憶という夢オチの結末。
今回のほうはそもそもすべてが夢という結末ではと。もしくは夢であってほしいという出来の悪さ。脚本って大事なんですね。。。。




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