『ありふれた教室』を観ました。
ドイツのある中学校で起きた盗難事件をめぐり、生徒・保護者との軋轢、教師の
苦悩を描きます。
職員室で続発した盗難事件。
学級委員に対し、大金を持っている生徒がいないかと密告を促すような調査がまずは物議をかもします。
同時期、パソコンのカメラで秘密裏に撮影した映像から事務員が疑われるも、
手がかりは洋服の柄のみ、確証とはならないまま当の事務員は犯行を否定し、撮影はむしろ人権侵害だと反撃を受けることに。
事務員の息子の担任である若い教師は、一筋縄ではいかない生徒と保護者の対応に
翻弄され、神経をすり減らしていき…。
どの国でも、教育現場のマネージメントの困難さは共通しているのだと
思い知らされます。人権意識の高まりや人種・社会階層の違いを扱うデリケートさ。子どもの教育を考えるとすべておざなりに取り扱うことはできない問題です。
ただ学校でのふるまい、立ち位置だけを見せ、プライベートな背景を一切描かず
ストイックな描写に徹した作劇が見事。限られた空間で起きた小事件を未解決な
段階までしか切り取らずとも、これだけサスペンスフルに描ききる手腕には
脱帽です。
5/17公開。
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聖心美容クリニック 横浜院
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