近くにいいところ沢山ある | 理事長のひとりごと

理事長のひとりごと

三重県津市の私立幼稚園 清泉幼稚園(せいせんようちえん)

 近江八幡市をご存じですか。当然ご存じだと思います。私も知っていました。しかし、実際に行ってみたことはなかったのです。今回大学のドイツ語の恩師を囲む会で近江八幡市に行ってきました。やはり行ってみるものですね。知っているだけではだめです。近江商人の古い街並みであるとか、歴史のあるたたずまいであるとか、また近代的なしかも古臭さが残っている建物とか、そして琵琶湖に浮かぶ「沖島」。淡水の湖で唯一、人が住んでいる島だそうです。そういえば湖はあってもその中にある島に人が住んでいるということは聞いたことがありませんでした。船で10分ほど乗ると到着です。1時間ほど地元の方に案内してもらって歩いて島を一巡りしましたが、昔自分が住んでいた景色とよう似ていて、また日本の原風景を見たようで実に懐かしく心が落ち着くようでした。道は狭く車が通れるところはごく限られていて、のんびりと見ることができました。廃校になった小学校。「埴生の宿」の歌詩に出てくるような無人の家。大根白菜が栽培されていて、猫が魚をくわえて逃げていく場面。一つ一つが風情のある光景でした。ところで今回の近江八幡市見学で、思ったことは、自分の近くにはまだまだ趣の合うところがあるのだなと、思わされたことです。外国への旅行もいいかもしれませんが、まだまだ日本の素晴らしい景色がたくさんあり。ほとんど見ていないのが本当ですね。もう1度近くの所で心落ち着く所、感動のある所、絶景等等を探してみたいと思いました。もうそれだけでこれからの人生楽しくなるなと思いました。