成績が上がらない理由2 | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

昨日の

「成績が上がらない理由」

について見ていただけましたか?
まだの方は以下をクリックしてくださいね。


「成績が上がらない理由」


今回の「成績が上がらない理由」を

「再現性」

から見た場合の2つ目は、

「プロセスの統一」

です。もう少しわかりやすくいうと

「解き方の手順を同じにする」

ということです。
それも

「一番良い解き方の真似をする」

のです。
いつも成績の振るわない子は、

「解き方が同じではない」

または

「解き方を真似していない」

のです。具体的にいうと

例えば、「数学」。
解き方を書いても、例題を読んでも
決して

「先生(例題)の解き方を真似していない」

子が多いです。いや、そうじゃないだろう・・と(笑)

また、自分ではわかったつもりになって解いています。
そして、自分なりの解釈で解きます。

さらに悪いことには、
真似をしていないので

当然

「途中経過を書かない」

ようになります。

この「真似をしない」「途中経過を書かない」
ということは、一番最初に書いた

「解き方を再現する」

側面からみると一番、解き方を覚えにくい方法で
やっていることになりますよね。

「一番成績の上がりにくいやり方」
 (再現しにくいやり方)

で勉強しているのですから、
成績が上がらいのは当然ですね。

さらに「途中経過を書かない」方法は

「頭の中だけでやる」

のですから身につきにくいのです。

「頭の中でやるのと」
「頭と手など体を使ってやる」

場合は、当然

「頭と手など体を使ってやる」

方が解き方は身につきます。
(つまり、再現しやすい)

まず、

「テストのときに再現する」

ということに焦点を当てて
考えれば、「数学」だけでなく
「国語」などでも解き方を

「統一」

した方がいいのです。

それは

「物事を身につけて再現する」

ということであれば、
すべてに通じると思います。

例えば、道順を覚えるのに、

「毎回毎回違う道を通る」

ということをやっていれば覚えにくいのと
同じで、問題の解き方も

「同じ手順でいつも同じように解いていく」

ということが大切になってきます。

特に

「解き方がない」

と思われている国語でも、
成績が上がらない理由は

「解き方の手順を同じにしていない」

からです。

 少しその話をすると例えば、
国語の問題で出題される
「それ」「その」などといった

「指示語の解き方」

にも解き方があります。
実際には、常に次の手順で解いていきます。

まずは「指示語」があったら

------------------------
【ステップ1】まずは直前を探す
【ステップ2】なければ、さらに前を探す
【ステップ3】ステップ1、2でなければ後ろを探す
【ステップ4】指示語に当てはめてチェックする
------------------------

というように常に同じ手順でやっていくのです。
また、「志望動機」や「理由の説明」などの
作文でも同じです。

この場合も、

「最初に数を上げる」

とするとわかりやすくなるのです。
というのは、

「最初に数を上げると
 全体像がわかりやすい。
 
 そして、最後まで知りたくなる」

のです。そして、次のように

「私が貴校を志望する理由は3つある。
 1つは・・・」

という感じで書くとわかりやすい
作文が出来上がるのです。

こんな感じで

「解き方を同じ手順ですると成績も安定してくる」

のです。

 少しまとめてみると、 

【ステップ1】学んだ内容を理解
【ステップ2】解き方を真似して統一する

という具合にステップを踏んでいくと

「テストの解きに再現できる力」

が身についてくるのです。
 そして、成績がアップしてくるのです。

次が「成績の上がらない理由3」です。