コピー機は叩いても直らない | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

私がブログに書いているネタは実際に
サラリーマン教育のときに得た内容も多いです。

会社の社長さんの社員教育も、子供を育てていくことも、結局

「本質的なことは一緒」

だと思います。今回は、その内容をひとつ。

ある日の金曜日に、高校生の生徒と話をしていて面白い話がありました。

「先生、兄貴車の免許取った。」
「へっー。よかったね。」

「家族でどこかに行くの?」
「うん、でも、親父と喧嘩ばかりするからあまり行かない。」

「えっ。なんで。」
「だって、兄貴が運転すると、親父が『何でそんなん運転するんだ!』
と兄貴の運転をボロカスにけなすんだもん・・・。」

「へっー。」
「兄貴も怒って、『親父とは一緒に行かない。』て。」

「あっそう。」
「親父もあんな言い方しなくていいのに・・。僕も聞いてて腹が立つよ。」


実はこれは、私のところもそうでした(笑)。私の父もどちらというと

「完璧主義」

で何をするにもきちっとやるほうです。そして、何でもできます。
今でも、いろいろと自分でこまめにやっています。

「日曜大工」「料理」「車の修理」・・・・。

ですが、私もそれらのことが全くできません。もちろん、家でも
やりません。家内もあきれています。というかすべて父がやっ
ていたので、私はやりませんでした。

たまに私がやっても、

「そんなこともできないのか!」

という言い方で言われるので実際は、嫌になっているのです。
そして、長い間の時間の流れで結局私のとった行動は、

「何もやらない。」

ということでした。本当にやらなくなったのです。
そして、逆に今の私の得意なことをみると、

「人前で話す」「人と接する」「パソコン」「文章を書く」

など、ほとんどが

「親父のやらないこと」

になったのです。それは、私が何度も失敗して、得たことです。

例えば、「人前で話す」ということで、3分間スピーチというのが
ありました。これは以前の会社で毎朝朝礼で発表しないといけない
のですが、1つのネタに対して40回以上練習しました。

自分の話す内容をテープにとって聞いたりもしました。

それは、

「誰にも失敗しても怒られなかった。」

何度もチャレンジできたと思います。


また、こんな話があります。


ある工場で、コピー機の調子が悪く良く止まったりするのです。
そのたびに従業員が機械を「バンバン」叩いていました。

すると、コピー機が再び動き出すのです。
また、しばらくすると、コピー機が止まる。
すると、また「バンバン」叩く

これを何度も繰り返していたそうです。
そして、何度もこの繰り返しをしていると、
結局、このコピー機は壊れて動かなくなったのです。

この話は、ある経営者の方が

「社員教育」

ということでお話を聞かせてもらった内容です。

「『従業員が自主的にやらない』と嘆く経営者がいます。
でも、僕はそれは経営者に問題があると思うんです。

従業員が新しいことをして、失敗すると叱る。
叱るだけでほめない。また、具体的に失敗してどこが悪かったかアドバイス
をしない。これでは、結局従業員のやる気をそぎます。

そして、従業員はこれを何度もすると、結局何もやらなくなります。

先程のコピー機の話と一緒です。機械を叩いても機械は直りません。
人も、失敗したことを怒るだけでは、結局は何もしなくなります。」


これは、実は子供も一緒です。私は家庭教師をやっていたときに
文章題の嫌いな子供からこんなことを聞きました。

「なんで、文章題嫌いなの・・・。」
「だって小学校低学年の頃おやじに教えてもらったけれど、
よく怒られた。それから、嫌いになった。」

と。勉強を教えるのはいいですが、勉強ができなくて怒るのは、
結局は、コピー機が壊れたの同じく、

「勉強をやらない子供」

をつくるだけです。会社でも、成長している会社は、従業員の
やる気を引き出せる工夫がされています。

まずは、失敗を嘆くことよりも、褒めましょう。

「でも、褒めてばかりでは子供が助長する。」

そうですね。それでは、コツを書きますね。
それは、

「5つ褒めて、1つ叱る」

です。お子さんのよいところを褒めて、

「ここだけは改善して欲しい。」

というところをまずは、1つ徹底して注意することです。それが
改善されれば、次の改善点です。


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